
タンゲーロ♪
今夜はパリ祭ですが、タンゲーロ(タンゴ愛好家)なので(笑)やはり今夜もタンゴの話題です♪
私のタンゴのパートナーはタンゴ愛好家の顔以外にも、本職はミュージシャンとしてパリ音楽院の教師の一面も持っていて、彼がパリ音楽院の教師仲間と主催したミロンガとコンサートに行ってきました。会場は郊外にある昔の大理石加工工場。最近パリ郊外にアーティストやミュージシャンが住むようになり、工場やアトリエの跡がイベント会場やバーとして利用されるようになっています。少し前ならちょっと行くのをためらうような場所でも、最近はUber(ウーバー)のおかげで積極的に出掛けられるようになりました。
タンゴ以外のアルゼンチン民謡や伝統的なダンスのパフォーマンスもあり興味深々。
スカーフを使ったロマンチックな舞踊や、アルゼンチン版タップダンスが新鮮で、思わず秋からのレッスンを申し込んでしまいました(^o^)/
コンサートといっても、バーで飲み物を買って、音楽を聴きつつ、合間合間には友人たちとお喋りをする、ゆる〜い感じです。
タンゴの演奏が始まれば踊りたい人は踊ったり、男性と女性に分かれて踊る伝統舞踊を教えてもらったり自由に楽しみます。
実は、この会場で一番浮いていたのがアルゼンチン人のグループ(^_^;)
なんとタンゴも民族舞踊も初めて見たんだというからこっちがのけぞるほど驚きました。フランスやアメリカで仕事をしている彼らによると、ブエノスアイレスではタンゴを聴いたり踊ったりしている人を見たことがなく、アルゼンチンを出て外国に住み始めて生まれて初めて、生でタンゴを踊っている人を見たんだそう・・・。逆に彼らにとっては、外国ではなんでこんなにタンゴが盛んなのか不思議で仕方ないって。
「じゃあ、おじいちゃん、おばあちゃんは踊れるんじゃないの?」と尋ねると、「祖父母も踊ってなかったよ。曾おじいちゃんとか曾おばあちゃんなら踊れたかもしれないけどさ」
そっか〜。日本に来る外国人が、民謡を歌ったり、和太鼓や能を始めるようなものなんだ。面白いですね。
でも、彼らもタンゴを新発見して気に入ったみたいだし、私の踊りも褒めてくれたし(笑)、演奏も素敵で、来ている人皆んなで楽しんだ夜でした!
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