
黄金の玉ねぎ屋根が目印⭐︎ロシア正教会
エッフェル塔のすぐ近くに、玉ねぎ或いはキスチョコのような黄金色に輝く屋根が眩しい巨大な建物があります。4年前に建設されたロシア正教会です。エッフェル塔と向かい合う立地と、教会の隣はフランス政府機関の建物ということで2016年の建設当時は様々な陰謀説で話題になりました。
ロシア正教会のことはキリスト教から独立した正教会という程度の知識しか持ち合わせていないのですが、文化遺産の日(パトリモワンヌ)の土曜日に仕事帰りに通りがかったら今からミサが始まりますよと言われ、せっかくの機会なので初めて入ってみました。
聖堂にはスカーフを頭に巻いた女性達やロシア人と見られる家族が10人程度と、私と同じようにパトリモワンヌで訪れたらしき人が数人。ミサはロシア語で行われていたので何を言っているか解からないけれども、良い香りが立ち込めていて、神秘的で雰囲気の中で聖歌が美しく鳴り響き、すごく心が落ち着いて厳かな気持ちになりました。
ところで、このロシア正教会はギャラリースペースやコンサート会場もある総合施設だそうです。壁にプログラムが貼ってありましたが、ロシア語クラスや子供から大人までの社交ダンスレッスン、ロシア人アーティストのピアノコンサートや個展など充実した内容で、パリ在住ロシア人にはいわばパリ在住日本人にとってのパリ日本文化会館のような存在なのかなと思います。
ブティックもあります。ミニロシア正教会の置物やロウソク立て、そしてマトリョーシカ人形もミニサイズから大きなサイズまでカラフルで可愛い物が沢山揃っています(^ ^)
今年のパトリモワンはコロナウイルスの影響で、一般公開中止になったり規模を縮小した施設や機関が多くて、希望していた所には行けなかったけれども、思いがけずロシア正教会のミサを体験することができました!思っていたよりもずっと気軽に入れる雰囲気なので、興味がある方は一度行ってみてはいかがでしょうか。
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