ストが続きますが・・・友人とお家ごはん
12月5日から続いている年金制度の改革反発のストライキ。メトロの駅は閉鎖されていて、バスは本数が少なく大混雑。郊外から通勤している人は本当に大変です。パリ市内に住んでいる人なら歩く方が早い。お客さまとのもっぱらの話題は、同意し難いパリ交通公団(RATP)や国鉄(SNCF)の労働組合や参加者への不満と、今日は2万歩歩いたとか、14キロ歩いたとか歩行距離について。いつも行くカフェのギャルソンは、1時間かけて歩いて出勤して、一日中立ち仕事をしてまた歩いて帰るそうです。あるお客さまは、自宅からサロンまでの距離が7キロだからジョギングで来ますと予約してくださいました。サロンから遠い方は来れなかったり遅れたり、連日職場まで長時間歩いて体調を崩してしまってキャンセルや変更される方も多く、皆の疲労がピークに達しています。
今朝、血液検査のためにラボラトリーに行かなくてはならなかったので、雨が降るなか歩いてラボが開く7時半前に着いたら誰も並んでいない。出勤前の早朝はいつも混んでいるのに不思議に思ったら入り口に張り紙が。「ストライキのため今週は休業します」
つまり、ラボで働いている人がストで出勤できないから休業するらしい。仕方なく徒歩15分の別のラボへ。そこにも同じ張り紙が・・・(ガクッ)。午後に予約しているドクターの診察に必要だから血液検査に行かなくてはならないし、バスが来たけれど超満員で乗車拒否されて、30分歩いて遠い別のラボへ。営業していると喜びも束の間、「看護師は来ているので血液採取はできるけれど、秘書や受付の人がまだ到着していなくてセキュ(健康保険)の手続きができないから、午後にもう一度来てください」。
その後、ドクターの診察所に行くときもバスは日本の朝のラッシュ並みの超満員状態だし、歩いて行こうとしたらデモ行進のため道が閉鎖。大回りして30分走って到着。診察後はエステのお客さまの予約に間に合うよう走ってサロンに戻って、そして歩いてラボに戻って・・・と、ものすごく疲れました。
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ところで、ストが続いてもノエルは直前☆ 街の花屋ではモミの木が売られています。
マダガスカル在住で只今休暇でフランスに戻ってきている友人カップルをディナーに招待していたので、クリスマスツリーがあればいいなと思って注文していたモミの木でしたが、案の定ストの影響で配達が遅れて、届いたのは彼らの到着の15分前。デコレーションが間に合いませんでした(^_^;)
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