
エリゼ宮で開かれたフランス産業展に行ってきました
先日の日曜日は空気が冷たくて冬晴れの空が美しい日でした。昼ごはんの後ソファーでうたた寝をしていたら、隣のご夫婦からこの週末エリゼ宮で開かれている展示会が面白いらしいから行ってみよう、と誘われて散歩がてら行ってきました。
普段は入れないエリゼ宮ですが、年に数回はこうして市民が訪れる機会を設けてあるのは良いですね。テーマがフランス産業ということで、食品や洋服や家具などの日用品から農業や建築で使用する機具などが展示してありました。
お馴染みのドッグフードやキャッツフードのBab'in、日本でもお馴染みのティファールの圧力鍋やパイレックス。
フランスの懐かしい味、ジャネットのマドレーヌ。パッケージが可愛いのでお土産に日本に持って帰ると喜ばれます。
大人気だったのが、3Dを製作する機械。子供達が群がって熱心に見ていました。
ツール・ド・フランスの国なので、もちろん自転車も。
世界一高価なLa cornue のキッチン台!ラ・コルニュでオーダーしたキッチンを持つのが私の叶わぬ夢また夢です。フランスには他にも素晴らしいキッチンブランドがありますがラ・コルニュの美しさには叶わない。会社の方がおられたので思い切って質問しました。「このモデルですとおいくら万ユーロでしょーか?」返ってきた答えは「7万2千ユーロ(約875万円)です」(!)
私より私の隣で聞き耳を立てていたマダムがヒエーっと叫びました。さっきから私にしきりと「素晴らしいわ〜。こんなキッチン欲しいわよねぇ」と話しかけてきていた彼女。すかさず彼女の夫が「その額、俺の年収だぞ!たかだかキッチン台に年収を払うなんてバカバカしい 」マダムは「バカげているって何よ( *`ω´) こんな高機能のキッチン台があればもっと料理したいと思って腕が上がるのよ!」と対抗していました。
続いては、人口心臓。部屋の真ん中にポツンと展示されていました。
もちろん、バレエのチュチュもフランスの産物。
ジアンの陶器や老舗GERBEのストッキングなど。
驚いたことに12月5日からストライキを続けデモを繰り返し、フィリップ首相の譲歩案にも反抗しているRATP(パリ交通公団)とSNCF(フランス国鉄)も参加しているではありませんか。参加が決まっていても平気でキャンセルしそうなのに、これはこれ、それはそれっと物事を分けて考えるフランスだから?!
庭にはRATPのバスが一台展示してありました。ストのせいでバスは全然来ないし、やっと乗れても激混みで阿鼻叫喚状態だし、何をのこのこと展示に参加してるんだと私がプリプリと怒っている横でフランス人達は「C'est France(これがフランスだよ)」とあっさりとしていて人種の違いを感じました。
SNCFのTGV(フランス国鉄の高速列車)の展示には、子供達が運転席に無邪気に乗って喜んでいました。
最後はミシェランマンと一緒に写真をパチリ。ドラマの「グランメゾン東京」面白かったなぁ。
余談ですが、展示にもあったフランス人で知らない人はいないガヴォットのクレープ・ドンテール。薄いクレープを織り込んでサクサクに焼いた、クレープで有名なブルターニュ地方で生まれたお菓子です。調べてみたら、1886年にマダムマリー・カトリーヌによって誕生したとのことなので歴史が長い銘菓なんですね。サンルイ島に住んでいたとき、近所のブラッスリーでベルティヨンのアイスクリームを食べると必ずこのガヴォットのクレープ・ドンテールが添えてありました。
ふっと思ったのですが、これってブルボンのルマンドに味も見かけもよく似ている!ブルボンのお菓子は子供の頃におやつによく食べたけれど、ルマンドといい、ルーベラといい、アルフォルトといいフランスのスーパーに売っているお菓子にそっくり。ブルボンのHPにルマンドは昭和49年に発売と書いてあるので、当時としては斬新なフランスのお菓子だったんだろうと想像できます。
こんなものまでと驚くほどフランスブランドが活躍していることを知り、色々と新しい発見があったフランス産業展でした。
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