
今年のバカンスは何処へ?
3週間のバカンスは、2週間はイタリア、残りの1週間はフランス国内を予定していて、イタリアはコロナの前からコモ湖のホテルを予約していました。ジョージ・クルーニーの別荘もあるコモ湖!007の映画の舞台にもなったコモ湖!感染者が最も多かった北イタリアとはいえコモ湖はスイスとの国境に近いしきっと大丈夫に違いないと、ハラハラしつつもすごく楽しみにしていたのです。
ところが先週、ホテルから一方的にキャンセルの通知が。
7月に再オープンしたものの関わらず、コロナの影響で再閉鎖して改装工事をすることになったそうで・・・。
他に空きがあるホテルもまだ残っているけれど写真を見てもあまり泊まりたいとは思えず、良さそうなホテルは湖側の部屋は空きがなく、それより何よりもそのホテルに泊まりたくてコモ湖に決めたため行く気が挫けてしまって、色々と状況を考えた末にイタリア旅行そのものを取り止めました。悲しいけれど、仕方ない( ; ; )
第二波は本当にやって来るんでしょうか?楽観的でマスクの習慣がすっかりなくなったフランスは、先週から店やクリニック、オフィスなど閉鎖された空間でのマスクの着用が再び義務付けられました。違反すると罰金135ユーロ。
それに伴い、多くの宿泊施設が宿泊の数日前に受けたPCR検査の結果の提示を求めているため、どこのラボやクリニックもPCR検査を受ける人で長蛇の列ができています。数日前早朝7時に血液検査のためにラボに行ったら、すでに30人位の列ができていてものすごく時間が掛かりました。フランスは医師に処方箋を書いてもらえばPCR検査代は無料だし、私の担当医は処方箋に「繰り返しこの処方箋を使用可」と書いてくれたので何度でも受けることができます。
レストランもセーヌ川沿いのテラスも、アペリティフの時間になった途端に人がぎっしりだし、夏の移動で第二波が来るのも時間の問題だと言う専門家もいます。だったらバカンスに行って、テラスでアペリティフして今のうちに楽しんだほうがいいじゃないの?と多くの人がインタビューで答えていました。フランス人は楽天的?!
あらー、友人夫婦もやはり同じ状況でバカンス迷子だという。そして検診に行ったら、ドクターもいつものようにカンヌで過ごそうと思っていたけれど、職業柄リスクを考慮して決めかねているうちに常宿のホテルは満室で、他のホテルや家を借りるにも今年は異常な値上がりでまだ何も決まっていないと、診断そっちのけでバカンスの話。
一瞬大人しくパリで過ごすことも頭をよぎったけれど、何処にも行かないバカンスなんてありえないと悲痛な顔で訴える友人の提案で、一緒に家を借りようとさっさと話がまとまりました。今年は国内、それもコート・ダジュールで過ごすフランス人が多いだろうから、混み合う海辺ではなく南仏でも陸地でプールのある家を探すことに。
そこからは人参を鼻先にぶら下げた馬のごとく素早い行動のフランス人。フランス人はバカンスへの情熱だけは間違いなく世界一!あっという間に、プール付きの6つも寝室がある素敵な家を見つけてきました。よかった、よかった♪
残りの1週間はこれから計画。素敵な場所が見つかりますように・・。
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