
パリのテラス付きアパルトマンでBBQ
週末アーティストの友人夫婦の家でバーベキューをしました。彼らのアパルトマンはパリのど真ん中なのに広いテラスがあり、バーベキュー専用の煙突まであるので、隣人や上の階の住民に煙や匂いで迷惑をかけることもない。いいな、いいな。夏にパリの自宅でバーベキューできるって贅沢!
お土産に持参したダイヤモンドをイメージした瓶が美しいキュヴェ・ダイヤモンドのマグナムシャンパンでまずはアペリティフ。美味しそうなおつまみを沢山用意してくれていました。
テーブルのお花、そしてフランス人のご主人が手作りしたという大きな木のテーブルもタイルを組み合わせたローテーブルが素敵!
兄弟の猫ちゃん達も一緒にテラスでまったり。猫にほとんど接する機会がない私が猫に持っていたイメージは、ひっそりと家のどこかに潜んでいるというものだったけれど、この仔たち存在感が凄すぎて・・笑笑 癒し系?ぶさカワ?おっとり、どっしり、かわゆすぎる♡
手作りの枝付きセミドライトマトが甘酸っぱくて絶品。私もときどき作るけれど、まさか枝つきのまま焼くなんて今まで一回も考えつかなかった・・・。センスの良い人は、料理もセンスが光るのです。
前菜は彼女のお母さんのレシピという椎茸に詰めた海老しんじょとサモサ。ちゃんと人数分数えて食べようと思ったけれど、止められなくて絶対に人より多く食べちゃったはず。人数分を考えずに好きなものをバクバク食べるフランス人を自己チューだといつも怒ってたけど、人のこと言えません(^^;;
ご主人がお肉に取り掛かっている間、メロンの冷製スープでお口直し。パリパリに火を通した生ハムが良いアクセントで美味しい。あれもこれも真似したいと心のメモしまくりで食べました。
大きな骨つきの牛肉!私たちが食べたりお喋りしていると、炭でジュージューと焼ける美味しそうなお肉の匂いがテラスに広がってくる♪
柚子でマリネした鶏肉も、こんがりと焼けていく様子が食べる前から美味しそう。
牛肉は彼女のお母さんの秘伝のちょっと甘いたれでいただきまーす。お肉自体の味が良くて、脂がのっていて柔らかい!ちょうど良いレアな焼き加減でものすごく美味しい。なかなかこんな良いお肉に出会えることってないので、またまた感動。
あらかじめ柔らかく煮て、お母さんのたれにつけて焼いた骨つきの豚肉。フランス人も「ママンのソース、トレボン」とお母さんの秘伝のたれが大人気でした。
デザートは、パティスリーに詳しい友人が持ってきてくれたキツネマークのヤン・クーヴルーのフレジエ。お誕生日の人に”Joyeux Anniversaire(お誕生日おめでとう)" のキツネプレートが乗っていました♡
ヤン・クーヴルーのケーキは、ほんっっとーに美味しい!!よくあるクレーム・ムスリーヌ(バタークリームとクレーム・パティシエールを合わせ混ぜたクリーム)を使ったフレジエではなく、シンプルにクレーム・パティシエールと苺とビスキュイだけで出来ていて、軽い口当たりが暑い夏のデザートにぴったり。おそらく季節によって口当たりを変えているんだと思います。
持ってきたシャンパンはすでに飲み終えてたら、お誕生日ケーキにはシャンパンだよっと優しいご主人が買いに走ってくれました。
フランスでは食事会の主役は食事の内容とお酒と会話。だからフランス人の家に行くとアペリティフはチップスやナッツなど乾き物で、メイン料理はオーブンで焼くだけのローストチキンとじゃがいもということもよくあります。フランス人は共働きで忙しいし、もちろんそれで良いのですよ。でも、だからこそ時間と手間をかけて作ってくれたおつまみや料理を出してもらうと、歓迎してもらってるんだなぁと嬉しくなります。
テーブルも作れて、お肉を上手に焼いてくれて、シャンパンもサッと買いに行ってくれて、「彼女(奥さん)の料理がどのレストランよりも美味しい」という彼。そして、心尽くしの料理を沢山用意してくれた彼女。二人の真心が込もったおもてなしに、心温まるすごく楽しい時間を過ごしました。テラスの食事最高o(^▽^)o
そういえば、コロナがなければ今まさに”おもてなし”の心で迎える東京五輪の開催中だったんですよねぇ。うーん、来夏の今頃はどうしてるかな・・?
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