パリのアパルトマンの暑さ対策
去年と一昨年の40℃を超える猛暑に比べると、比較的過ごしやすい今年の夏。それでも先日は最高気温が40℃、今週も37℃の予想です。
1800年代〜1900年代初頭に建てられた石造りのアパルトマンは、外観上の問題と壁に穴を開けてはいけないという理由などから室外機を付けることが禁止されているため、日本のように各部屋にクーラーがある生活なんて夢のまた夢。
そのため早朝に窓を全開にして冷たい空気を入れて、気温が上がってきたら窓と雨戸を閉めてひさしを下ろして、熱い空気と太陽の光が入らないようにします。そのまま日中から夜まで、太陽が沈んで涼しくなるまで閉めきったままにして室温が上がらようにするのです。温度を保ちやすい石造りの建物の特徴を生かした暑さ対策ですが、最近の猛暑ではそんな古典的な対策では乗り切れなくなってきています。
昨年自宅にいて熱中症なったのに懲りて、今年はようやくクーラーを購入しました。私の家も建物の外観を壊すことは禁止されているので、フランスでポピュラーな移動式クーラーに選んだのですが、これが結構問題が多くて・・。室外機の代わりに熱風を外に出すホースが熱くなるしゴーっという大きな音がする。ホースを出すのに窓を開けてなくてはならないため冷たい風と共に熱い外気も入ってくる。説明書を読むと、設定温度を24℃以下にするとモーターとホースがますます熱くなって故障の原因になるので、24℃以下の設定にはしてはいけない等・・。
それでもないよりはあった方がいい!持ってるだけで暑さへの恐怖が和らいでストレスが減りました。
窓の隙間から熱気を出します。
窓屋さんに頼んでガラスを丸く切ってもらってそこからホースを出すことも考えたけれど、その後ちゃんと塞ぐことができるのかしら?
雨戸がないバスルームと廊下には、断熱効果がある遮光ロールスクリーンや遮光シートを取り付けたら、びっくりするくらい室温が上がらなくなりました。すごい効果!!昨年やっておけばよかったー(・_・;
夏仕様といえば、前回の記事のヤン・クーヴルーのフレジエを持ってきてくれた友人が、朝食にと買ってくれたブリオッシュも涼しげです(^o^)
ライム風味でバターたっぷりのブリオッシュなのに爽やかですっきり♡
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