
「レ・ドゥ・ザベイユ」で昼下がりのティータイム
パリジェンヌがバカンスへ出発し、商店街に行っても殆どの店が閉まっています。私が働くサロンも美容師さん達は既にバカンスに入り、エステのお客さんも少なくなり私もあと数日したらバカンスです。
化粧品を買いに来てくれた友人も職場が夏季休暇に入って時間があると言うので、店を閉めた後コンフィヌモン(ロックダウン)以来久しぶりにティータイムを楽しむことに♪
ところが、お菓子が好きな彼女と行けそうなティーサロンやパティスリーは軒並みバカンス中。うーん、ひょっとして・・と思って電話を掛けたら「レ・ドゥ・ザベイユ(Les deux abeilles)」がまだ営業していました。
「レ・ドゥ・ザベイユ(Les deux abeilles)」はちょっと奥まった道にあるのでツーリストではなく7区に住む地元のマダム達が行くサロン・ド・テで、お喋りに夢中で長居するマダムやマミーで混んでいて入れないことが多いのです。ところが電話口に出たマダムは開口一番「今なら席はいっぱい空いてるわよ」。
本当に見事にガラガラ(笑)以前なら窓際に何種類も並んでいたケーキやタルトを見て選んでいたけれど、コロナで今は並べるのを止めたそうです。
スコーンが大好きな友人は、もちろんスコーンをチョイス。サクサクしたイギリス風ではなくバターを泡だてて作ったようなふんわりとしたレモンピール入りのスコーンでした。
私は苺のタルトと、暑かったのでレモンを丸ごと絞ったお店のオリジナルレモンジュース。まるで赤毛のアンに出てきそうなタルトは、タルト生地がサクサクで軽くて美味しい。
車も通らず、お客さんも私達だけ。気が着いたら3時間もお喋りしていました!彼女は12歳の男の子がいて、子供のいない私には新鮮に感じる話がいっぱい。今時の子供ってiphoneのSiriを使いこなしていて、Siriを信用しきっている彼の声にはちゃんと反応するのに、Siriを信用しきれない彼女やご主人の声には反応が悪いのだそう。iPhoneを持っているのにSiri機能を使ったことすらない私・・・。これでも初代iPhoneが発売されたときは張り切っていち早く手に入れた筈なのに、もはやすっかり時代から取り残されていたのね(悲)
コロナの影響で客足が少なくなり、例年なら夏は閉めていたのを開けている店をチラホラ見かけるし、「レ・ドゥ・ザベイユ」もそうなのだと思います。けれども思いがけずゆったりとした楽しい時間を過ごすことができて、私達にとってはとてもラッキーでした)^o^(
Les deux abeilles
189 Rue de l'Université, 75007 Paris
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