ノエルの食事会前の食事は美味しいものを少量で。
ノエルは週末にかかっていたのでゆっくりできました。25日は友人達と我が家でノエルの昼食会、26日からは友人のお宅へ泊りがけで行くことになっていたので、24日は夕方まで仕事して夜は教会へ行き、翌日の食事会に備えて軽くて美味しいものを少量食べることにしました。今年は外食も買い物も殆どせず、ノエルのプレゼントも此れと言って欲しい物もないので家に友人達を招待して食べる事にお金を回すことにしたのです)^o^(
ネットで調べてナプキンをキャンドル型に折ってみたけれど、うーん、そんなに可愛くはなかったです・・。そして年末のためにDeutzのシャンパンを沢山買ったのですが、偶然友人からも木箱に入った2010年のAmour de Deutzのブラン・ド・ブランをもらいました。シャンパンから始まってシャンパンで終わる食事は最高だし、ましてDeutzのブラン・ド・ブランはなかなか買えないのでものすごく嬉しい!!
さて、フランス人がノエルに食べるものは日本のおせち料理が定番のものを食べるのと同じで、生牡蠣、サーモン、フォアグラ、詰め物をしたシャポン(去勢鶏)やガチョウ、ジビエ、オマール、細長い形のブッシュドノエル(ケーキ)など決まりはないけれどもある程度決まっています。ちなみに日本ではノエルに食べるイメージの普通の鶏肉の丸焼きや丸いケーキは食べません。
アペリティフにシャンパンと生牡蠣を食べるのが大好きだとフランス人の知人に言ったら、彼女のご主人の夢もシャンパンに生牡蠣で、ノエルや誕生日は絶対にこの組み合わせのアペリティフにしてくれと結婚したときに頼まれたんだそうですが、その気持ちがものすごく分かる!最強の組み合わせ!
肉厚で濃厚、牡蠣の中でも群を抜いて美味しいのがブルターニュのジラルドの生牡蠣で、殻にGのマークが入っているのがジラルドの証です。シャンパンと一緒に喉を通る牡蠣の旨味がたまらなく美味い!後の食事を考えてひとり9個にしたけれども、2ダースは余裕で食べれそう。
スモークしたサーモンもノエルの定番で、ノエルから新年にかけては出番が多いので塊で買ってスライスしました。スライスしてお皿に広げると生温くなるので、一枚一枚スライスするたびにラップを敷いて重ねて冷蔵庫に入れるんですが、せっかくサーモン専用のスライスする包丁を新調したのに切れがイマイチでちょっとガタガタになってしまいました(泣)
そして年末のささやかな贅沢!メインはソローニュ地方で養殖されたチョウザメのキャビア。家ではできるだけフランス産の食品を食べるようにしているので、ソローニュのキャビアを扱っているLa Maison Nordiqueで買いました。キャビアを入れる器に砕いた氷を敷いて缶を乗せてみたけれども、250gの缶がぴったり入る器だったので125gの缶だと隙間だらけで滑って傾いてました。買う直前に250gを1回で食べるより2回に分けて食べた方が2度美味しいと考え直して125gを2缶買ったけど、やっぱりセコイ考えをするべきじゃなかった・・。
小さなじゃがいもにキャビアを盛ってクリームを乗せて口に放り込む。そしてシャンパンを一口飲むとまさに至福の時間でふ〜っと意識が昇天(笑)キャビアは差が激しくて、美味しくない物だと塩辛かったり不味かったりして量が食べられないけれども、美味しいャビアはホントーに感動的に素晴らしく美味しいです。うっかりテーブルクロスの上にでも落として粒が潰れてしまったら物凄く悲しいので、慎重に象牙のスプーンですくって運びます。フランスに来てから知ったことは、キャビアを食べるときのポイントはたったひとつ。象牙や貝でできた専用の小さなスプーンを使うことです。金属が化学反応を起こしてキャビアの繊細な風味を消してしまわないように、必ず象牙や貝でできた専用のスプーンを使うことが何より大切なことなんだそうです。
デザートはダロワイヨの小さなブッシュドノエル。予約しないで夕方店に行ったらもうグレープフルーツの小さなケーキしか残っていなくて仕方なくそれを買ったけれども、あっさりしていて美味しかったです。
ところで、今日はもう31日大晦日ですね。ノエルの食事や大晦日についてはまた来年に書きたいと思います。ブログを読んでくださっている皆さま、一年間ありがとうございました。コロナの影響で一体どうなるかと不安が大きかった年でしたが、エステにも沢山のお客さまが来てくださって、素晴らしい出会いもあり、多くの新しい経験を通して充実した一年でした。Bonne fête☆ 皆さまどうぞ良いお年をお迎えください!!!
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