
まるでおとぎの国!ライ・レ・ローズのバラ園
パリ近郊のライ・レ・ローズという街の公園内に素晴らしいバラ園があると、花が好きな友人から教えてもらい行って来ました。ここのバラ園はブローニュのバガテル公園のバラに比べると開花時期がやや早いそうですが、春の気温が低かったおかげでまだまだ沢山咲いていました(6月末の時点)。
さほど期待しないでに行ったのに、園に一歩入るなり目の前に広がる光景に思わず息を呑みました。見渡す限り薔薇・薔薇・薔薇!想像を遥かに超えたバラで埋め尽くされた光景が広がっていました。
どこまでも続く、咲きこぼれるつるバラのアーチは、ピンクの花弁の濃淡が可愛らしくてロマンチック♡
それにしても、バラってこんなに沢山の花を咲かせるの?!バガテル公園と同じく約11000本の薔薇が植えてあるそうですが、こっちの方が断然ボリュームがあるように感じるのは気のせい?バガテル公園の薔薇園がきちんと剪定されたバラ園ならば、ライ・レ・ローズのバラ園は自然のままに咲き乱れたバラ園という感じでしょうか。圧倒されてしまって、どこからともなく頭の中で加藤登紀子さんの「百万本の薔薇」が流れてくる・・♪
淡い薄紫色のバラ。まるでマリー・ローランサンの絵のような美しい色合いに感激しました。
やわらかく垂れ下がる、しだれバラもあるんですね。
こんなに沢山のバラを見るのは生まれて初めてで、不思議の国のアリスや眠り姫の世界に迷い込んだような気分に浸って、夢中でバラの間を縫うように歩き回りました。
バラ園の外に出ると、おとぎの世界から人間界へ。芝生の上に座って持参したサンドウィッチとフルーツでランチをしながら、ようやく興奮がおさまってきました。人が少なく静かで、心地良い風がそよそよと吹き、鳥の鳴き声と木々のざわめく音が眠気を誘います。
本当に素敵な場所で、贅沢な時間を過ごすことができました。来年も必ずバラの時期に来たいです(^-^)/
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