
パリのテラス付きアパルトマンで、バーベキューパーティー!
「寒くなる前にテラスを食事をしよう!」じゅんこさん夫婦が提案してくれて、彼らのお宅にもう一組の友人夫婦と集まりました。パリのど真ん中でテラスがあるアパルトマンは珍しい。しかも造り付けのレンガのバーベキュー炉と煙突まであるのです。
「まずはアペロ( アペリティフ=食前酒 )からね♪」と言いながら、生ハム、サラミ、茶豆、コロッケ、春巻、オリーブ、そば粉のチップス・・・とテーブル一杯に次々とお皿やおつまみを並べていくじゅんこさん。これだけでもお腹いっぱいになりそうな、豪華なアペリティフです。
ステムの部分にもシャンパンが入るようになっている美しいアンティークのシャンパングラスは、細かい泡の筋がステムの底から上がってくる様子が見えて素敵。
ミニカップのコーンスープとオクラと海老の和風サラダも用意してくれていました。オクラはパリでもアフリカ系の食料品店で売っているけれど、大きくて大味で日本のオクラとは少し違うので普段は食べません。でもこのオクラは日本からの輸入物だそうで茹で加減もシャキッとしていて美味しかった。フランス人のパートナーはネバネバが苦手だったようなので、ネバネバ好き&オクラ好きの私が二人分食べました(*^o^*)
アジサイの葉っぱを食べる猫のエルキュール。
なんとも言えない味のあるお顔がかわゆい♡
バカンスの話やシャンパングラスの話で盛り上がっている間に、炭に火をつけてご主人が肉を焼き始めました。前回食べたときに美味しさに感動したブラック・アンギュスの大きな骨つき肉をボン・マルシェで買ってきてくれたそうで、他にはマリネした鶏肉と豚のあばら肉も!煙と熱に負けず、じっと肉から目を離さずに真剣な様子で最高の状態に焼き上げていく。すっごくいい匂い〜!!
焼きあがった肉を切っている間に、テーブルには焼きエリンギ、トマトファルシ、人参のグラッセ、グリーンアスパラガスと水菜のサラダ、蓮根のお漬物、イタリアに住んでいるご主人のお母さんの自家製ラタトゥイユなどが並べられ、さらに中がロゼのパーフェクトな焼き加減のお肉がテーブルの真ん中にドーンと置かれると歓喜の声が上がりました。
オーブンでローストしたポテトに目が釘付け!スウェーデンの料理法で、じゃがいもに切り目を入れてオリーブオイルをかけて焼くんだそうです。外の皮がパリッと中がしっとりとしていて、すぐに真似したくなりました。じゅんこさんの家の料理は、様々な料理を楽しめて美味しくて最高です!
デザートは、私がもう一人の友人に作って欲しいとリクエストしたベリーのシフォンケーキ♡ 見よ、このデコレーション!プロのパティシエじゃないのに、センスが良い彼女が作ると、フランボワースパウダーと、家の窓際のプランターから摘んだというまだ青い苺がポイントのこんな可愛いケーキに♡
ベリー類とシャンパンは相性が◎。ワインから再びシャンパンへ戻ってデザートタイム。食後に食べるからと甘さを控えてクリームもやや控えめの量にしてくれていて、沢山食べた後なのに心地よくお腹に収まりました。
ちなみに私達はシャンパン2本とボルドーの赤ワインのマグナムボトルを持参したのだけれど、他にもじゅんこさんが用意してくれていたシャンパンや友人夫婦が持ってきた白ワインもあり、結局ぜーんぶ飲んでしまいました(笑)これから寒くなってくるので、きっとこれが今年最後のテラスでのバーベキュー。ちょっと飲み過ぎたけど、美味しくて、笑いっぱなしで楽しかった〜。ちょこっとずつ食べながら飲むスタイルのタパスが大好きだからと言うじゅんこさん夫婦だけど、忙しい合間をぬって、これだけの手間をかけて準備して歓迎してくれることに、いつもながら大感激してしまいました。
食後に、夏の間にじゅんこさんのご主人が改装したという彼女のブティックを見に行きました。ペンキ塗りもタイル貼りも何から何まで全部彼がひとりでやったというからすごい!フランス人の男性は料理からブリコラージュ(大工仕事)まで本当に器用な人が多いけれども、彼のブリコラージュの腕前は飛び抜けてプロ級なのです。外壁が以前の明るいグレーからシックなミッドナイトブルーに変わり、あえて少し明るいブルーにしたというタイルがすごくいい感じ。じゅんこさんの作るアクセサリーにはどれも幸せが溢れているのは、ご主人に愛されているからなんだろうなぁ。
Junco : 10 Rue de Poitou, 75003 Paris
新作は猫の肉球ピアスとリング!
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