CHICHI PARIS ~パリに住むエステティシャンのblog~

3回目ワクチン接種とトリコロールのマスク

新たな感染者が毎日平均5万人に急増しているフランス。政府が65歳以下の3回目接種を2回目からの間隔を6カ月から5カ月に前倒しすると発表した途端に、薬局や病院に予約が殺到して予約を取るのが難しくなってしまいました。皆ノエルや大晦日の前に接種を済ませたいと考えますからね。それでも、運よく希望の土曜日に予約が取れて、先々週シテ島の病院で3回目の接種を済ませました。接種した後は10分間は廊下で座って様子を見るように指示されますが、3回目ともなると皆んな打ち終わったら即帰って行く。その日は雨が降るとても寒い日で、しかも夜だったので、暖房がない廊下は凍るように寒くて待っている間に風邪ひきそう。金属製のベンチに座っているとお尻と足がどんどん冷たくなってきて、5分位待ったけれどもう限界。バスが混んでいたのでタクシーで帰りました。

夕飯はお惣菜屋さんで買っておいたシュークルート。早めにベットに入って、夜中に苦しくて目が覚めたら熱が38.3℃!腕が痛くて、頭痛と関節痛もある。3回目の方が副反応が強く出る人が多いとは聞いていたけれど、まさか38℃が超える熱が出るとは想像していなかった。薬を飲んだら熱は少し下がるけれど、微熱と倦怠感が数日間続いたので、今後これを5ヶ月毎に繰り替えすのかもしれないのはかなり辛い・・。

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***

マスクを製造している会社の知人からいつもマスクをいただくのですが、再びル・マスク・フランセーズ(Le Masque Français)の大人用マスクと子供用マスクを4箱ずついただきました。仕事のときはFFP2マスクを着けているけど一日中だと耳が痛くなるため、仕事以外のときはサージカルマスクなのですごく有難い。子供用マスクは小さな子供がいる友人達が喜んでもらってくれて、あっという間になくなりました。子供の感染が増えているので、親は子供達のマスクにも気を付けていて、当然ながらフランスではフランス製のマスクが人気です。

IMG_8177.jpgこの会社は色やデザインが豊富なマスクを作っていて、今回いただいたのは「アルミスティス(Armistice)」という名前の、左右のゴムが青と赤でフランス国旗のトリコロールカラーになっているマスク。アルミスティスはフランス語で休戦を意味し、フランスでは11月11日はアルミスティスと呼べれる第一次世界大戦休戦記念日の祝日です。かわいいだけじゃなく、意味があってトリコロールになっているんですね。

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トリコロールは日本でも人気のようで、いくつかのネットショップでこのマスクが日本からも買えるようです。あるショップを見ていたら、25枚入りと記載されている。個別包装の商品は販売されていないし、1箱50枚入りの箱売りだから、箱から取り出して海外発送しているらしい。どんな衛生状態か分からない環境で、他人が開封したマスクを使用するなんて怖い。他人事ながら気になりました・・(~_~;)

chichi

立神詩帆 / Shiho Tatsugami
2002年渡仏。エコール・フランソワーズモリスで学び、エステティック・コスメティックCAP国家資格を取得。2011年からパリ7区でエステサロンCHICHI(シシィ)を自営。All About のフランス流美容ガイドとして、パリジェンヌから学ぶ美容情報やライフスタイルに関するコラムを掲載中。
好きなものは、フランスの食文化、1日の終わりのアペリティフ、アルゼンチンタンゴ、旅。

www.chichiparis.com
https://allabout.co.jp/gm/gp/1693/
Instagram: @chichi_paris7

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