
朝からカクテルを楽しめる!スタイリッシュで居心地が良いホテル ブルガリ パリ
まだ寒いけれど、青空が広がる日が徐々に増えてきました。同時にお花屋さんでよく見かけるのがミモザ。春の訪れを教えてくれるのが、日本は梅の花ならばフランスはミモザ。小さなふわふわの黄色い花が春の予感を運んできます。毎朝前を通るお花屋さんの軒先にもミモザの大きなブーケが生けてあり、青空にミモザの黄色がよく映えて、こんな日はパッと心も晴天になります♪
お天気の良い日の午後、ホテル ブルガリに行ってみたいと言っていた友人と会いました。お洒落なモダンインテリアの空間で、昨年の12月にオープンしたときに初めて行って以来、すっかり気に入って何度かリピートしています。広々とした4~5人は優に座れるソファーが置かれ、ソファーとソファーの間の距離がすごく離れているので自ずとソーシャルディスタンスがバッチリ。そして特筆すべきは、朝からノンストップでバーがオープンしているので、ホテルにしては珍しく何時でもカクテルが飲めるのです。夜を待たずにカクテルを飲めるなんて最高!
お茶するつもりだったのですが、友人は折角だからカクテルが飲みたいなと言う。丁度その日は彼女の誕生日。そこで、オリジナルカルテルの中から、フルーティーで見た目が可愛いお誕生日に相応しいカクテルをふたつお願いしますと、バーテンダーに頼みました。
バーテンダーが自信たっぷりにテーブルに置いてくれたカクテルを見て、ちょっとびっくり。TiTiという名前のベリーニで、ピンク色が可愛いけれど、見た目がすごい地味でした(笑)小さなお花がポツンと浮いているのが、唯一の可愛さアピール・・・。
もうひとつはParisien(パリジャン)というカクテル。やっぱりポツンと寂しげにお花が浮いている。シンプルモダンというやつなのかしら?でも色のグラデーションがきれいで美味しかったです。
3時を過ぎると次々と人が入って来ました。バーカウンターでは二人のムッシューがウイスキーを飲みながら書類を広げて話し込んでいる。モード系のムッシューは、立ったままバーカウンターにPCを広げて作業をしつつ誰かと待ち合わせしているらしい。隣のソファーでは4人の男女が紅茶を飲みながらインテリアの打ち合わせしているし、向かいのソファーでもデザイナーらしき女性と男性が何枚ものレース生地を並べて真剣に生地を選んでいる。静かで落ち着くのでビジネス利用としても人気のようです。
さて、私達はカクテルの後はケーキと紅茶でティータイム。運ばれて来たケーキに銀色の細いロウソクが立てられていて、友人は大喜びでロウソクを吹き消していました。実は、友人がお手洗いに立ったらサッと給仕がやって来て「マダム、ケーキにロウソクを立てましょうか?」と親切に訊いてくれたのです。
柑橘類のババと、パリパリの硬いビスケット生地にリコッタチーズのクリームが詰まったシチリア風カンノーロを半分こ。イタリアのバールやお菓子屋さんに並んでいるような、太くてものすごく甘いカンノーロとは別物の細っそりとスマートな姿。ババもブリオッシュ生地がしっとりときめ細やかで、どちらも甘さ控えめで上品な味。リチャードジノリの鶏柄の美しいお皿が使われているのも嬉しい。不思議なことにフランスではジノリは取り扱いが少なくて(知る限りではパリでは1軒しかない。)殆ど見かけないので、食器好きとしてはジノリのお皿で食べることができて幸せ。
ホテルで働いている人は皆んな感じが良くてフレンドリーで、イタリア語訛りのフランス語で話しかけてきてくれるし、特に女性はモデルさんのように美人でスタイルが良く、太腿まで深いスリットが入ったロング丈のワンピースからは、綺麗な脚がチラチラと見えて、女性の私でもドキッとするほど。そしてイタリアの食事やお酒。パリにいながらイタリア気分を満喫できます♪
居心地が良すぎて、お喋りも弾んで、すっかり長居してしまいました。そういえば、もうすぐバレンタインデーですね♡またカクテルを飲みに来ようかな。
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