
アルザスのカイゼルスベルグ村
フランスは只今2週間のパック(イースター)バカンス中です。バカンス期間に入る前に、アルザスに住む友人の誕生日パーティーに招待されていたので、休暇を兼ねて5日間アルザスへ行ってきました。
前半はカイゼルスベルグ( Kaysersberg )に宿泊。3年前にコロナ渦でフランス国外へ出られずアルザス巡りをしたときに、この村の食事と村で作られるワインに感動して、車に詰め込めるだけ積んでパリへ持って帰った思い出の村です。
ホテルに荷物を下ろして外に出たら、雨が止んでくっきりと虹が出ていました。
虹がかかっているお城跡へ登ってみると、目に飛び込んで来たのは葡萄畑に囲まれた村の美しくて長閑な風景!丁度夕方のミサを告げる教会の鐘がグリーングリーンと鳴り響き、最近のデモやストばかりのストレス一杯のパリとはまさに別世界。気持ちいい〜♪
そして、アルザスのシンボルといえばコウノトリ。屋根の上に作られた巨大な巣と空を飛ぶコウノトリをあちこちで見かけました。巣はなんと直径2メートルもあるそうです!
小さな村なので、端から端まで歩いてもあっという間ですが、噴水やどの家や店の窓にもカラフルなウサギや卵の飾りつけがしてあり見るだけでも楽しい。
それにしても週末だというのに人がいない。お土産屋さんも閉まっている。
実は普仏戦争、第一次・第二次世界大戦と何度かドイツに支配されていたアルザスは、フランスの地方の中では特殊な位置付けで、イエス・キリストが十字架に架けられた聖金曜日はそのときの名残りで今でもアルザスだけ祝日なのです。パリのような都会なら別として、フランス人にとって祝日は仕事を休むもの。旅ではできるだけ人の少ないところでゆっくり過ごしたい派なので、私達には丁度よかったです。
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