フランスのソローニュ産のキャビアが美味しい。
先々週のことになりますが、夕方商店街にある郵便局に行ったら花屋に男性の行列ができているのを見て今日はバレンタインだと気が付きました。帰宅したパートナーに微笑ましい光景だと話したら「かわいそうに。何かあげないと怒られるからね」と、花を買ってこなかったくせにのたまっていた。
フランスのバレンタインはカップルがお互いの愛情を確かめる日ですが、男性から女性へプレゼントを贈ったり、食事へ招待するケースが圧倒的に多い。怒られるから花を買うために並んでいるのではないと思いたいけれど、男性が何か用意しないと女性の機嫌は悪くなるのは確かでしょう。
話は変わりますが、プレゼントはチョコレートと決まっていないフランスでは2月に入ると一応ショコラティエのショーウィンドーはバレンタインバージョンに変わります。でもチョコレートが飛ぶように売れたりバレンタイン限定のチョコレートが販売されることもなく、1月半ばから大々的にバレンタインイベントを謳う日本との温度差はとても大きい。そこで、この時期有名なショコラティエのシェフ達は日本に行ってバレンタインイベントに出席したり実演したりするのですね。
さて、我が家のバレンタインは毎年同じです。"花より団子"のパートナーは花ではなくキャビアの缶を買ってくる。美味しいシャンパンやワインを飲みながら、彼が大好きな土地ソローニュで作られる好物のキャビアを食べるのは彼にとって至福のひとときなのです。言い換えるとバレンタインは私へのキャビアのプレゼントという名目で彼の好物を食べる日となっていて、それを感謝して喜んで食べるのが私から彼へのプレゼント。
去年ソローニュのチョウザメの養殖所を見学してからはますますキャビア愛が増し、今年は缶が2つ!どっちが多く食べたか喧嘩にならないように1缶ではなく2缶にしたらしい(笑)
ノワールムティエ島の小さなジャガイモにキャビアをどっさり乗せて、さらにクリームをちょこっと乗せて食べると堪らなく美味しい。彼曰く、この食べ方が一番美味しいそう。シャンパンと白ワインを開けて食事はキャビアオンリーと、お家だからできる贅沢を堪能しました。
花束はなかったけれど、ハート型の黒い黒胡麻ケーキも買ってくれていました。黒いキャビアと黒いケーキの食事を楽しんだ平和なバレンタインの夜でした。どうもご馳走さまでした♡
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