ノエルは準備はクリスマスリース作りから。
12月に入ってノエルの雰囲気が盛り上がってきました。
花屋には高さ60〜80センチから4メートルを超えるものまで様々なサイズのモミの木が並んでいます。配達してくれますが、枝が広がらないように網をぐるっと巻いてもらい、ズルズルと引き摺って家に持って帰る男性の姿もよく見かけます。
日曜日の朝、美奈さんのアトリエLieu-ditを訪れました。喧騒に包まれたモンパルナス駅から延びるメーヌ通りにある鉄の緑のドアを開けると、突如として現れる静寂に包まれたパッサージュ。その一角にアトリエ Lieu-ditがあります。
美奈さんはレストランやブティックのデコレーションを専門とするフローリストですが、レッスンを受けることもできます。12月になるとクーロン・ド・ノエル(クリスマスリース)作りを教わるのが毎年恒例となっていて、我が家でノエルの準備といえば『まずは美奈さんの所で作るクーロン・ド・ノエル!』というほど欠かせない行事になっています。
うっかりアトリエの前を通り過ぎたら、美奈さんのパートナー犬のきなこちゃんが吠えながら「ここだよー!」教えてくれました。
今年は自宅用と仕事でお世話になっている方へのプレゼント用に2個、さらにサロンのドアに掛ける小ぶりの飾りを作ります。
まずは芯にモミの木をワイヤーで隙間なく丸く巻いて土台を作っていきます。ワイヤーをきつく巻き過ぎると後から飾りやヒイラギを差し込む隙間がなくなるし、巻くのに気を取られていると側面がスカスカになったりして結構難しい。
土台が出来上がったら飾りをつけていきます。プレゼント用は気合が入ります。自宅用とプレゼント用と異なるデザインやリボンにしようかなと思ったけど、ヒイラギとヤドリギ柄のリボンが気に入ったのでふたつとも同じにしました。
リボン飾りを手早く作る美奈さん。私はリボンの端を引っ張るのを手伝っただけ(笑)
ちょっと歪になっていたり枝が足りない部分を、美奈さんに手直ししてもらって完成!
出来上がったリースとドア飾りと可愛いきなこと記念撮影も毎年のお決まり事。
自分で言うのもなんですがなかなかの力作!こんなにボリュームがあるクーロンはお花屋さんには売っていませんからね。手作りならではの豪華さです。それに、ランジス市場に行って自分の目で確かめて仕入れをする美奈さんのお花やモミは長く保つのです。いつもノエルまではドアに飾っていて、ノエルの食事会ではテーブルに移動させて真ん中に大きなキャンドルを立てるのですが、食卓がパッと華やいで本当に素敵です。
さぁ、ノエルまであと2週間。今度は食事のメニューを決めなくては。
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