
フランス人が大好き バヴェットステーキ
バカンス中の静かなパリ。普段ならサロンのあるブルドネ通りはひっきりなしに車が往き交っているのですが、今は時おり観光客を乗せた馬車や観光バスが通りすぎる程度。
今頃、若い人達は皆スキー場ですからね〜。
サロンも普段より静かですが、嬉しいことに、フランス人のアシスタントの女の子が「Beaucoup de(たくさんの)おばあちゃん!」と拙い日本語で言うくらい、お年を召したマダム達がたくさん来てくださいました。
付き添いの方やお子さん達がバカンス中の方は、代わりに私がお宅までの送り迎えをすることになり、おひとりへの時間を長めに取っていたので、マダム達の若い頃の楽しい思い出話をたくさん聞かせていただきました^^
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さて、今日は少し風が冷たいけれど、真っ青な青空が広がる日曜日になりました。
お天気の良い日曜日は、大抵サン=ルイ島のお気に入りのブラッセリー〈リール サン ルイ〉でまったりと午後を過ごします。
ここはいつ来ても地元の人や観光客でワイワイ・ガヤガヤ活気があって、楽しい気分になれるんです。
観光地にありながら、家族経営でキッチリとした伝統的なフランス料理を出してくれるのもポイント高し。
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まずはカウンターでワインを一杯。お天気が良いので、それからテラスに出てランチ。
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いつも頼むのが、バヴェットステーキ。
バヴェットとはハラミのこと。ステーキ大好きなフランス人、アントリコット(サーロイン)派とバヴェット(ハラミ)派に分かれますが、私は断然お肉の味がしっかり味わえるバヴェット派☆
焼き加減はレアで。
お肉を柔らかくするため、すり下ろしたタマネギでマリネするシャリピアンステーキが日本にありますが、ここのステーキも飴色にソテーしたエシャロットが乗っていて香りが良くて美味しい!
大盛りで添えてあるフリットも自家製で、ホクホクでジャガイモ味がしっかり味わえます。
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デザートもいつもと同じ、ババ・オ・ラム。
ここのは長方形でブリオッシュ生地の中にレーズンが入っています。
外でも食べるし、うちでもしょっちゅう作っているので、目をつぶってても作れてしまうくらい大好きなお菓子♡
フランス人をうちに招待するときに出すと、最近は家ではあまり作らなくなってきているようで「おばあちゃんを思い出すよ〜」と感激されることが多くて、それが嬉しくてせっせと作っています^^
そういえば、前にホテル プラザ・アテネのアラン・デュカスで食べたババは最高でした!
ボーイさんが大きなワゴンを押して来るのですが、なんとそのワゴンには世界中のラム酒が並べてあり、その中から好きなラム酒を選んでドバドバ〜とババに豪快に注いで食べるというなんとも贅沢なもの。
ワインとラム酒で酔いが回ってフラフラしつつも、大感激しながら食べました。
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ブラッスリー前のサン=ルイ橋では、これまたおなじみのローラースケートショーをするお兄さん。
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今日はマダムも出演。お帽子に真珠のネックレスでクラシックな装いがお洒落。
けっこうなお年の方だと思いますが、早いテンポの音楽に合わせて、軽快な足さばきでポールの間をスイスイと滑っている姿に、拍手喝采!
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ゆっくりとした時間を満喫した日曜日。春はもうそこまで来ていますね ♪
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