
パリ7区☆アルノー・ニコラ
パリの1枚。
池の落ち葉と鴨が紅葉カラーだったリュクサンブール公園の秋☆
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フランスのお惣菜、シャルキュトリーが好きです。
中でもパテ・テリーヌ類には目がなく、パリのパトロールエリアにパテ世界チャンピオンのお店“Lastre sans apostrophe”(ラストル・サンザポストロフ)があることはかなり嬉しい。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/7-6.html )
そちらと合わせて大好きな一軒が、同じくパリ7区にある“Arnaud Nicolas”(アルノー・ニコラ)。
シャルキュトリーのMOF(Meilleur Ouvrier de France、国家最優秀職人賞)の称号を持つニコラ氏のブティックを併設したレストラン。
ショーウィンドーに並んだテクアウト用のパテは、ケーキのよう?!
テイクアウトもいいけれど、こちらはレストランがとても素敵なのです☆
広々とした店内で、お客さんは地元の方も多く、落ち着いた雰囲気の中でアルノー・ニコラさんはどんな人?
シャルキュトリー屋さんにありがちな、きっと作ってる方はぽっちゃり体型、いやそれを通り越して結構なおデブちゃんかな…。
なんて思っていたら、厨房から細身のなかなかのイケメンがやって来た。
(オフィシャルサイトより↑)
夫「いまのがアルノーさんだよ。」
K「えっ!」
おもいきり想像と違ったイケメンぶりに(写真より実物の方が!)テンションアップ♡食欲アップ♡
K「アルノーさん以外にも厨房から出てくるシェフたちがみんなカッコいいんだけど♬」
夫「・・・。」
そんなことに一人喜びながら、前菜としてpâté en croûte(パテ・アン・クルート)2種類を夫とシェア。
スペシャリテのフォアグラ入りパテは、細長くスタイリッシュに登場。
夫「旨い!!これ、最近食べてるパテ・アン・クルートの中では一番かも♡」
K「どれどれ。うーわ、本当だ!お腹に溜まりそうだから2個にしたけど、パイ生地がグリーシーじゃなくてサクサク!この美味しさならもっと食べたい!」
ジャボン・ペルシエ風の方も美しく美味しい!
パリじゃパテはどこで食べてもそれなりに美味しいから、MOFのお店と言ってもそんなに違わないかも思っていたことが申し訳ない…別物です。
そのパテたちはシャンパンに合う、とても洗練されたお味。
この後、それぞれメイン料理(チキン&魚)。
いずれも普通に美味しかったのですが、あまりにパテ・アン・クルートの感動が大きかったので、印象はやや薄れてしまいました。
私達に遅れること30分くらいでやってきたフランス人ファミリーが隣りのテーブルに。
この界隈にお住まいの、いかにも7区風の上品な4人家族(ご夫婦&兄弟←どうでもイイけどイギリス・ロイヤルファミリー風)。
K「え…お隣りはメイン無しのオーダーなんだけど、それってあり?!」
(常連らしく慣れた感じの彼らのオーダーは、パテやテリーヌを6、7種類とワイン2本、デザートでメイン料理なしというオーダーで、一気に運ばれて来たパテらをみんなでシェア。)
夫「全然アリだよね!パテと言ってもそれぞれ味が違うし飽きないし、旨いし。今後は俺たちもパテ・アン・クルート4種類のオーダーにしよう♬」
20年くらい前、パリのレストランで食事をするとなるとお店側からドレスコードのことを事前に注意されたり、オーダーも暗黙のルール的なものを感じましたが、今はそんな堅苦しさや敷居の高さを感じることが少なくなった気がしますし、極美味しいものをカジュアルにいただける時代。
デセールは、柑橘のパブロヴァ。
下にタピオカが敷かれていたのがユニーク。
夫は、やっぱりね!なチョイス。
お店の方に目の前で切り込みを入れていただき、
ラム酒をたっぷりと、
シャンティイクリームはお好みでいただく、ババ・オ・ラム♡
ひと口いただくと、久しぶりにラム酒がしっかり効いた本格ババに感激。
パテ・テリーヌ好きとしては比較的ご近所にこんな美味しいお店があることが嬉しく、次回のパリ滞在でもテイクアウトもレストラン利用もそれぞれ何度もしそうなArnaud Nicolas(アルノー・ニコラ)です。
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