
フランスで最も美しい村☆Gerberoy
YMご夫妻と秋のフランス田舎旅へ☆
ガソリン問題を心配していましたが、友人が数日前から早朝にスタンドに並んで満タンにしてくれたお陰で予定通り出発することができました。
そしてパリから104km。
やってきたのは、フランス北部のHauts-de-France(オー=ド=フランス地域圏)Oise(オワーズ県)にある小さな村『Gerberoy』(ジェルブロワ)。
変わりやすい北の天気ですが、マダムYとケーコのW晴れ女(W浅野のノリで!)(←って、、W浅野ブームは知らない人も多かろう…)が揃えば心配なし!
実際車を降りた途端ピッカピカに眩しい空で迎えられました。
『Gerberoy』(ジェルブロワ)は、「フランスで最も美しい村」の一つに選ばれている村です。
これまでもあちこち「フランスで最も美しい村」を訪れていますが、一歩足を踏み入れると本当にどこも素敵で美しく維持管理されており、そこに暮らしている人達の美意識も感じられ、あ〜豊かなフランスに来た!と感じます。
さてさて、この村の歴史は古く紀元前50年ちょっとまでに遡るそうですが、百年戦争・宗教戦争ですっかり荒廃し、廃墟と化してしまったと。
それが今日のような美しい村になるきっかけは、1901年にHenri Le Sidaner(アンリ・ル・シダネル)という印象派画家が彫刻家・ロダンの勧めで移り住み、村を復興のために薔薇を植えたのが始まりだそう。
まずは彼自身が自宅の家を薔薇園にし、そして村全体を薔薇で埋め尽くすよう提案。
村人たちも薔薇を植え始め、今に至り、現在では美しき「薔薇の村」として有名に☆
こちらがそのHenri Le Sidaner(アンリ・ル・シダネル)の家。
画家としての功績もさることながら、こうして美しい薔薇村の礎を築いたアンリ・ル・シダネル。
その思いがずっと受け継がれ、これからもずっとこの村にその美しさは引き継がれてゆくのだろうな〜と思うと素敵なことです。
薔薇祭りも開催される6月が観光のベストシーズンですが、10月の終わりのこの時期でもまだ少し所々に薔薇は美しく咲いていました。
薔薇って一輪でも存在感があって、説得力のある美しさ…。
そしてトゲトゲはやはり痛く、簡単に人を寄せ付けない気位の高さ、気高さを感じる。
薔薇といっても相当な種類がありますしね〜と言っても、お花に疎い私には名前と薔薇が一致しませんが…。
ふとパリの郊外のParc de Bagatelle(バガテル公園)を思い出しました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-37.html)
家々は、ほとんど17〜18世紀のものだそうで、ノルマンディー地方のコロンバージュ建築にピカルディ地方特産のレンガを組み合わせた建物。それに花が映える。
薔薇以外にもクレマチス、ダリア、藤、紫陽花、マーガレットといったたくさんの花々が咲くそうです。
あまり人が気がつかないような路地裏や石畳に片隅にも花が咲き、これはお花好きの人にはたまらない村。
さて、腹ペコになったところでお目当てのレストランへ。
というわけで、パリのあれこれブログネタはおいといて、今日からしばらくフランス秋旅ブログをアップします。
フランスの田舎の秋、とても綺麗です☆
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