北のモナコGranville☆
デジュネの後は、腹ごなしに“Granville”(グランヴィル)の街を散策することに。
夫「せっかくだから海岸まで行ってみよう♬」
K「え…ここ降りたらまた登るしかなさそうなんだけど」
海岸線の眺めはとても綺麗で、海風と一緒に空気を吸い込むほどに心も体も青く澄んできそうな気持ちよさでした。
が、海岸沿いに街中に出るのは難しそうで、案の定ゼーゼー言いながら降りた階段を戻ったのでした。。
そしてまたグーグル先生に頼って街中を目指すことに。
高台エリアから港に向かって下るだけなのでわりと楽。
道すがら別荘らしき建物が多く、のんびり夏のバカンスをここで過ごす人たち多いことが容易に想像できました。
どこの家もお花を綺麗に咲かせていて街全体がとても綺麗。
道路脇にもモリモリに咲いてる♬
Granville(グランヴィル )は、ノルマンディー地方の港町。
あのモン=サン=ミシェル湾に面した保養地&海水浴の行楽地として有名です。
岩がちな半島の先に位置することから“Monaco du Nord”(北のモナコ)とも呼ばれているのだそう。
ちょうどモナコのグレース公妃の展覧会を訪れた後だっただけに確かにここがモナコに見えてきた?!
イギリス海峡に面しブルターニュとノルマンディーに挟まれて生じた湾で、モン=サン=ミシェルの入江北部にあるため比較的嵐や風から守られ温暖な気候だと。
この街の歴史はバイキングが占領した後、ノルマンディー公ギヨーム征服公の家臣が11世紀に町を築いたのが始まり。
かつては海賊の本拠地でもあり、モン=サン=ミシェルを守るための要塞の役割も果たしていたそう。
19世紀にゴルフコースや競馬場を備え、多くの芸術家たちが頻繁に訪れるリゾート地となって興を極めました。
街中を歩いているとホテルやカジノ、ヨットハーバーのヨットもきちんとお手入れ、メンテナンスされてる様子からも豊かさが漂っていました。
そして毎年夏はこんな様子なのかもしれませんが、より賑やか風に感じたのは、この夏がちょうど「ノルマンディー上陸作戦75周年」だったから?!
1944年6月6日午前6時半、連合軍部隊がフランス北部ノルマンディーの海岸に上陸し始めた“D-Day”。
ドイツに占領されたフランスなどを奪還するため、連合軍が実施したこのノルマンディー上陸作戦は第2次世界大戦の大きな転換点のひとつになったとされているため、ここ十数年この時期にフランスにいる私は節目の式典、ニュースを目にしています。
70周年がつい先日のことのよう。。
さて、ノルマンディーに来たからにはお土産にはやはりノルマンディーのチーズ!
と言うわけで、チーズ屋さん探し。
いくつかをハシゴしながら自分たちの野生の勘?だけを頼りにここだ!な一軒を探す。
K「ここどう?」
夫「種類は多いけど、ノルマンディチーズが少なくないか?」
K「確かに。食べたいあのウォッシュがないなんて…」
夫「パスだな」
と、そんな感じでチーズ屋さんをいくつか見比べながら街並みを眺めながらグランヴィル散策を楽しみました。
そろそろ帰りの電車時間も迫ってきたので、もうチーズは諦めよう…と思ったその時、目の前にフロマジュリー(チーズ屋さん)が!!
食べたいあのチーズはあるのか?!と期待しながら店内へ。
明日に続く〜。
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