自由なNovello☆
先月フランスのBeaujolais Nouveau(ボージョレ・ヌーヴォー)と一緒に買ったイタリアの新酒Novello(ノヴェッロ)をいただくことに♬
毎年イタリアでもボージョレ・ヌーヴォーと同じ時期に新酒が解禁になりますが、ボージョレとの違いは、
その①ボージョレ・ヌーヴォーは11月の第3木曜日が解禁日であるのに対してイタリアは毎年10月30日と日時固定されています。
その②フランスでは生産地をボージョレ地区限定、セパージュ(葡萄)も「ガメイ」と決められていますが、イタリアのノヴェッロはどの地域でも作ってよく、しかもセパージュの制約なし。
その③製法(専門的なことなのでここでは割愛…)
という訳で、私のこれまでの経験ではボージョレ・ヌーヴォーは平均的に比較的美味しく、安定した味わいですが、ノヴェッロは自由な分だけ当たり外れが大きいので、そこを覚悟していただく。
という感じです。
今回いただいたのは、アブルッツォ州のFarnese(ファルネーゼ)のノヴェッロ。
その味わいは、チェリー、ラズベリーなどのベリー系の芳醇で甘酸っぱい果実満載、新酒とは思えぬしっかりとした濃厚葡萄ジュース感。
それはセパージュを確認して納得。
サンジョヴェーゼと好きなモンテプルチアーノの組み合わせで、サンジョヴェーゼ種の綺麗な酸味と果実味にモンテプルチアーノ種のコクとほろ苦さを含む、まろやかな柔らかい口当たり。
そんなNovello(ノヴェッロ)をスーパーマーケット「明治屋」で調達したローストビーフと一緒に楽しみました。
これがまた一切れが大きく長く、お皿からはみ出る♬
特製のタレとホースラディッシュ多めでボナペティ。
イギリス風、アメリカ風、どちらも好きなローストビーフですが、イギリス的に薄切りで黒毛和牛というこちらのローストビーフは想像以上に美味しくて感激。
上質な和牛はサシが美味しい、クドくないって本当♡
イタリアの新酒の自由な作りの、自由な美味しさをローストビーフと共にエンジョイしました。
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パリの1枚。
クッキング雑誌より。
春のお料理 Navarin(ナヴァラン)を作りたい今日この頃。
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