
パリ オペラ座ガルニエ宮でMayerling☆
秋ヴァカンスブログをちょっと中断してのパリブログ☆
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長引くコロナ禍の中で、もう2度と行けないんじゃないか…と悲しくなったこともありましたが、ついに!ようやく!『Le Palais Garnier』(パリ オペラ座 ガルニエ宮)へバレエ鑑賞に行くことができました。
すっかり興奮状態で、初めて訪れた時のようにドキドキが止まらず♡
劇場に入った途端、久しぶり!懐かしっ!と、これまでも何度も撮っている劇場内のあれこれをパシャパシャ撮影…。
今回の席は、オーケストラ席。
中央前から4列目、オペラグラスなしでもダンサー達の表情がよく見える贅沢な席に感激倍増。

そして見上げたシャガールの天井。
圧巻!!
はふ〜っ!と一息ついて落ち着いたところで、プログラムチェック。
今回鑑賞したのは、『Mayerling』(マイヤーリンク)。
この作品をバレエで観るのは初めてでしたが、ストーリーは以前からよく知っていました。
というのも、オードリー・ヘプバーン主演作の映画「Mayerling」(マイヤーリング)として観たことがあったから。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-143.html )
実際に起こった歴史的事件でもあるので、おもいきりざっくりなストーリーを。
舞台は、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が統治するオーストリア=ハンガリー帝国。
その息子のルドルフ皇太子は、父が決めた政略結婚への不満から数々の女性と浮き名を流す日々。
そんな中である日、17歳の令嬢マリーと運命の恋に落ちる。
妻子あるルドルフとマリーには明るい未来はなく、思いつめたルドルフはマリーを射殺し、自らも命を絶つという悲劇。
ディストリビューションは、こちら。
ルドルフ役がStephane Bullion(ステファン・ビュヨン)♡
マリー役は、個人的にその活躍を熱く応援・期待している、ニュージーランド人の父と日本人の母の間に生まれたハーフのHannah O'Neill(オニール八菜)さん。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/la-bayadere.html )
ほぼ出ずっぱりでのルドルフ役のステファンからは、狂気と破滅願望、大人の色気が…
可憐で若さの中にある危うさを感じさせたオニール八菜さんのマリー。
手足が長く美しく、クライマックスのフランツとのシーンは激しくアクロバティックでドキドキした〜!
バレエとしては衣装もセットもクラシックで華やか。
音楽は、Franz Liszt(フランツ・リスト)。
舞台は、私にはスキー合宿ですっかり身近になった感のオーストリアでのお話ということで、小説を読んでいるような気持ちで舞台に引き込まれました。
公演時間は約2時間。
その長さを感じさせない夢のようなひと時☆
2度の幕間ではいつも通りシャンパン片手に大広間Grand Foyer(グラン・ホワイエ)を歩いたり、テラスに出て夜風にあたったり。
ちなみに公演中は咳き込む人がいるだろうな〜と思っていたので、マスク装着。
観客全体としては圧倒的にマスク装着率は低めでしたが、特に奇異な目で見られる感もありませんでした。
そのへんもコロナ前と比べてマスクに対するイメージや概念もだいぶ変わった感じがします。
それについてはまた追い追い。
とにかく、またこうしてパリ・オペラ座ガルニエ宮でバレエ鑑賞ができたことを心から幸せに感じた夜でした。
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