
迅速、親切なパリのRIMOWA☆
5月半ばにパリに行き、アパルトマンに着いたまさにその瞬間。
ガリっ、そしてボロっと。
RIMOWA(リモワ)のスーツケースのキャスターが壊れてしまいました。
長年使っているので経年劣化、そろそろ買い替える頃かな…とは思いました。
処分するまでのしばらくの間部屋の片隅に置いていたのですが、繰り返し見る度にこのスーツケースと一緒に旅した色々が思い出され、捨てるのが忍びない気持ちに。
そもそも買ったのが結婚したタイミング。
これで二人で世界の果てまで行ってキューと盛り上がったりもしたものの、
夫「僕みたいな育ちのいい人間は先進国しか行けないんで…」(←もちろん冗談発言)
とか言い出してバカンスは結局同じ国、街を繰り返してますが。。
K「このスーツケースには色々思い出があるだけに捨てるのは残念だね」
夫「パリのリモワで修理できるらしいけど」
K「それ早く言ってよ…」
夫「でも古い型だから修理できない可能性もある」
と言うわけで、パリ8区のRIMOWA(リモワ)に問い合わせたところ修理可能と!
そのお店は、rue du Faubourg Saint-Honoré(フォーブール・サン=トノレ通り)添い。
最新モデルを目にして一瞬心揺らぐ…。
修理の旨を伝えるとブティックから繋がった隣りの建物の最上階にある工房のある場所へ案内されました。
そこに行くまでいくつかのドアとエレベーターにセキュリティがあり、ちょっと秘密基地へ行くような雰囲気?!
「少々お待ちください」と待たされること数分。
担当の方が現れ、
壊れた1箇所を直すか、この際4箇所全部新しいタイプのものに取り替えるかどちらにしますか?
全て直して同じタイプのキャスターにした方が動きはスムーズだとは思いますが。
1箇所を直して使ってみてそれから考えてもいいですし。
1箇所直すなら〇〇ユーロ、4箇所なら〇〇ユーロ。(お値段失念)
今日中に直すことも可能ですが、急ぎますか?
直したスーツケースは滞在先にお届けしますか?取りに来ますか?
出来上がりの連絡方法は電話とメールとどちらにしましょう?
(お直し中のレトロなスーツケースが並んでました)
そのテキパキ、チャキチャキ、親切対応に一瞬ここはパリとは思えぬ?!
と言うのもこれまでの私の経験では洋服、靴のお直しからテレビ、お風呂、水道管などの修理で、
「無理。諦めて」(某シューズブランド。日本のお店に持っていったら修理可能でした)
「うーん、これ直せるかどうか…今日は道具がないから出直します」(ある程度の道具は持って来てよ…その前に約束時間に30分以上の遅刻だった)
「まだ出来上がってません」(引き渡し日に行くとまだ直っていなかった)
「ちょっと待っててください」(待つこと30分…。20分経過で夫帰る。ケーコ一人で待つの巻)
そんなことを経験していたので、なんと言うかこのスパンスパンな対応に驚いてしまったわけです。
K「リモワの方、テキパキ君だね〜。リモワってどこのブランドなんだっけ?」
夫「ドイツ」
なるほど。納得です。
モノづくりのクオリティや社風と言うか働いてる方のメンタリティ、ビジネス風土がしっかりしてる印象を受けました。
そして修理は急がないので、と伝えたらところ3日後に引き渡し、修理完成のお知らせをメールでいただくことにしたころ3日後の午前中にメールが届き、午後取りに行くと待たされることもなくすぐに現品が工房から出てきました。
私の場合時間的余裕はありましたが、時間的制約のある旅の途中でスーツケースが壊れたら困るので確実で迅速な対応は助かることを実感。
こうして修理されたキャスターは絶好調。
ちなみにRIMOWA(リモワ)は、パリに限らず主要都市には修理工房を併設した店舗がいくつかあるようです。
とにかくこのスーツケースと一緒にまた旅が続けられることを嬉しく思う。
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