
パリのお土産☆Touré
これまたすっかり恒例ネタ。
パリからのお土産で欠かせないのは、絶品フロマージュ(チーズ)です。
パリ市内には美味しい専門店、フロマジュリーはたくさんあるけれど、我が家としては利用頻度No.1は、このブログでもすっかりお馴染みの“Laurent Dubois”( ローラン・デュボワ)。
昔、この界隈に住んでいた頃は週に1、2度はお邪魔していたのですが、そこで1人の女性店員さんと親しくなりました。
パリ暮らしスタート当初だったので、とにかくフランスのチーズというものを知らないに等しく、彼女が毎回わかりやすくそのチーズの特徴や食べ方を教えてくれて、それはまさに私には生きたチーズレッスンでした。
やがて彼女とはちょっとずつプライベートなことも話すようになり、食事に出かけ、一緒にマルシェに買い物に行ったり。
そのうち家族ぐるみのおつきあいに発展したのですが、ある日ディナーに彼女が連れてきたご主人が舞台俳優でびっくりした〜!
仕事をしていた頃、出会う人やつき合う人は自ずと限定的だった私にとってパリで出会う人達は、それまで知らない世界、業界の人ばかりで刺激的でした。
若い頃はあまり好きじゃなかったパリがどんどん好きになった一番の理由は、出逢った人達がナイスだったからだと思う。
あくまで私の経験上ですが、最初からグイグイくる人はあまりいなくて、本物セレブなのに控えめで自慢話などなかなかしない。
いきなりプレイベートに踏み込むような、バックグランドを詮索するような質問をされたことがありません。
親しくなる中で自ずと話しますが、自分が語る前にあれこれ質問攻めにされないことは、私達夫婦には新鮮で驚きでした。
夫「〇〇、あいつ、まだ俺の仕事知らないと思う」
K「たぶんね。でもそんなこと関係なく、こうして長くつき合ってくれてるのは、あなた自身を見てくれてるってことだよね。ありがたいことだね。色々知る中で媚びる人もいれば上から目線な人もいるわけだから」
履歴書的な見える部分で勝手な思い込みで判断されることなく、接している今の自分を見てもらえるようで、そんな人とのつきあい方、スタンスを取るフランス人って魅力的!と感じました。
そんな訳で『ローラン・デュボワ』もただのチーズ屋さん以上の思い出、思い入れのあるお店です。
さて、ローラン・デュボワで個人的にオススメ、大好きチーズはあり過ぎます。
チーズそのものはもちろんですが、アレンジ加工されたチーズは料理やデザート級の存在感。
例えば、黒トリュフをふんだんに挟んだブリー、梨を合わせたブルーチーズ、林檎と胡桃を合わせたカマンベール。
グリオットたっぷり、しかもハート型でケーキのよう♡
中でも大のお気に入りがラム酒漬けのレーズンでコーティングしたフレッシュチーズ“SAINT-