ブルックリンの少女☆
今年最初に読んだ本は『パリのアパルトマン(Un appartement à Paris)』Guillaume Musso(ギョーム・ミュッソ著)、吉田恒雄(訳) でした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1304.html )
とても面白かったので、他にもGuillaume Musso(ギョーム・ミュッソ)作品を読んでみようと思い「作家の秘められた人生」を買おうと思ったのですが、間違って『ブルックリンの少女』(La fille de Brooklyn)をポチってしまいました。
ところがフランス文学に詳しいJさんによると、
「ギョーム・ミュッソって言ったら“ブルックリンの少女”だよ!!これが一番の傑作と言ってもいい!」と。
あら、怪我の功名?!
と思いながら読み始めると確かに止まらない、読ませる読ませる。
ネタバレなあらすじは割愛ですが、裏表紙から作品紹介を引用。
人気小説家のラファエルは、婚約者のアンナと南フランスで休暇を楽しんでいた。
なぜか過去をひた隠しにするアンナに彼が詰め寄ると、観念した彼女が差し出したのは衝撃的な光景の写真。
そして直後にアンナは失踪。
友人の元警部、マルクと共にラファエルが調査を進めると、かつて起きた不審な事件や事故が浮上する。
彼女の秘められた半生とはいったい…。
フランスの大ベストセラーミステリー。
帯にあるようにまさかのどんでん返し。さらにどんでん返し。
なぜ失踪事件とは無関係なある話題に度々触れるのか?と思っていたことがバッチリの伏線であり、タイトル通りに主役はブルックリンの少女で展開するのの本当の主役は…!と読み終わってわかる面白さ。
そして最後は、登場人物たちのこれからの未来に想いを馳せる…。
ケーコ、家に一人。周りに誰もいないことを確認して声に出して言ってみた。
「これがまさに、だーいどんでん返しっ!」(懐かしい番組を彷彿です)
そしてパクッとおやつ。
この本を勧めてくれたJさんにいただいた『榮太樓總本鋪』の「日本橋まんじゅう」の「桜ミルク」が美味しくて!
定番の日本橋まんじゅうは、ミルク風味の白餡ですが、これは桜の香る漉し餡でした♡
パリとNYの街の描写もよく、パリ・NY行ったり来たり気分でも楽しめた「ブルックリンの少女」は、今年のマイサスペンス大賞!と言いたいところですが、年明けから大して本を読めていないのが本当のところ。
忙しさがひと段落したら今年はもっと読書をしたいと思っています。
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パリの1枚。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花♡
そんな風に形容される日は、花より団子な私には一生来ないだろう…。
お花に疎い私ですが、パリで見るポワンと丸いピンクの芍薬(pivoine)が好き♡
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