パリ11区☆10年ぶりのLe Chateaubriand
今から約10年前、当時よく買い物をしていたセレクトショップの在庫一斉セールのご案内をいただき訪れたパリ11区。
全く土地勘のないエリアでスマホもなく、地図を片手になんとか辿り着いた場所はまさに倉庫でした。
在庫一掃なバーゲン価格に驚き、想定外のパワフルショッピングとなってしまったその日、気がつけば13時過ぎ。
お腹空いた…と思ったとその時、目の前にあったのが、“Le Chateaubriand”(ル・シャトーブブリアン)でした。
全く偶然に入ったこのお店の美味しさにびっくり!
更なる驚き(喜び!?)は、フロア担当が全員イケメン男性で、ユニフォームのように「I♡NY」のTシャツを着用。
料理は当時としては真新しい北欧っぽさがあり、お店全体がとてもカッコよく感じました。
それから程なくThe World's 50 Best Restaurants(世界ベストレストラン)で9位に入賞、フランスのレストランしては最高位なニュースが飛び込み、とても驚いたのでした。
すっかり有名店になってからしばらくはディネ予約はなかなか取れず、頻繁にはリピートできなくなったことで足は遠のき、気がつけば今?!
もう行くことは無いかも…と思っていたら、友人のSさんがオーナーシェフIñaki Aizpitarte(イナキ・エズピタル)氏と親しいというご縁でディネの予約を入れていただき、10年ぶりにお邪魔しました。
アミューズにケシの実のグジェール。
ワインはお料理に合わせるワインペアリングで楽しむことに。
乾杯はビール。
「これも美味しいからちょっと飲んでみてください」とサービスでいただいたのはリキュール?!
セビーチェのスープにはコリアンダーの花がアクセント。
クイっと飲むと酸っぱい!
この酸味が食欲刺激。
細くてスタイリッシュな春巻き。
中には、スパイシーな羊肉&ピーマン。
ケバブっぽいその味はツボ♡
もう2本ぐらい食べたい…と思うけれど、このもう少し食べたい余韻を残して次に繋がるのが少量多皿料理の醍醐味。
カニのラビオリ。
1個だけ…。
でもインパクト大。
というのも甲殻類の濃厚ソースが美味しく、かなりしっかりショウガも効かせているところがユニーク。
グリンピースとフレッシュアーモンドの冷製スープ。
イカとイカスミのシンプルな一皿ですが、ほぼ生なイカに微妙に入った火入れ加減が秀逸。
それにオレンジワインを合わせるところがさすが!
魚料理はメルルーサ。
メルルーサ(どうやらスペイン語 Merluza)はタラっぽい白身魚。
火入れは低温調理らしいちょっとねっとり&ソフトなテクスチャーで、その上から散らしたルバーブのコリコリ食感のコントラスト、エルダーフラワーが香るという斬新な魚料理でした。
肉料理は鳩。
フォアグラを載せ、ラズベリーソースがマッチ。
ピノ・ノワールと相乗効果で美味しさアップ!
デセールは、チェリーのアイスクリーム。
2品目はエッグタルト♡
私史上No.1なエッグタルトだったかも?!
食後のカフェと共にイチゴ。
最後に苺でさっぱり。
最後にお店の方がサービスしてくれたそれぞれのお酒。
色々飲み過ぎて何だったのか記憶が飛んでしまいましたが、Sくんのお陰でお店の方々には親切にしていただきました。
そして最後に肝心な一枚を忘れてしまったダメブロガー…。
それは最後に登場した、無精髭が相変わらず素敵だったイナキシェフの一枚。
やっぱり昔からイケメンを目の前にするとモジモジ&フリーズしてしまう。。
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