
「阿弖流為」と「たまごサンド」
この夏は、日本で歌舞伎や舞台を色々見たいと思っているのですが、まずは新橋演舞場で公演中の
阿弖流為(アテルイ)を見に行ってきました。
これは2002年に市川染五郎さんと「劇団☆新感線」がタッグを組んで上演された「アテルイ」
を歌舞伎化したもの。
中島かずきさんのオリジナル作品をいのうえひでのりさんの演出した現代風歌舞伎★
わかりやすく、華やかで、とてもゴージャスなエンターテイメントでした!
主人公で蝦夷の里の男・阿弖流為(アテルイ)を市川染五郎さん、都の若き役人・坂上田村麻呂
を中村勘九郎さん、立烏帽子(盗賊の頭)と鈴鹿の二役を中村七之助さん。
敵同士でありながらもお互いを認め合う阿弖流為と坂上田村麻呂のやりとりにはジーンと
来る場面も多く、そこには男の世界(?)が垣間見え、更にそれぞれ違ったカタチで同じ女性
・鈴鹿への想いがあったり、脇を固めるベテラン歌舞伎役者さんたちの「毒」のある演技
もインパクト大。
笑える演出もところどころにあり、前半1時間15分、後半2時間という上演時間はあっという間
でした。
いつもは歌舞伎鑑賞中に眠くなる瞬間があるのですが、今回は瞬きを忘れてしまうほど集中
して見ました(*^_^*)
舞台もどんどん変わって、派手な演出に目を見張り、いつもは舞台に向かって左手に
一本ある花道が右側にも作られ、左の花道に染五郎がそそり出てくれば、右の花道から
勘九郎が見栄を切ったり左、右、左と首を振りながらの鑑賞。
(舞台画像は歌舞伎座オフィシャルサイトより)
特に勘九郎さんの格好良さ、男ぶりにうっとり♡♥︎
じーっと勘九郎さんばかり見ていると、彼はなかなか瞬きをしないことに気がつき、
その凄みのある目力に引き込まれながら、私も彼が瞬きをするまでしないぞ!と決めて
見ていたのですが、ドライアイ気味の私の目はすぐギブアップ...(>_<)
また、面白かったのは入った時に全員に配られたリストバンド。
二幕目の最後に一斉にリストバンドの光が点灯☆
青や赤いライトで会場が星空のようにキラキラになるという演出でした。
旧き佳き伝統を継承してゆく古典歌舞伎もいいけれど、たまにはこんなド派手で今風な歌舞伎も
面白い!!と思いました。
ざっくりなあらすじは、ご興味があればこちらの歌舞伎公式サイトをご覧ください★
⇒ http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2015/07/post_59-Highlight.html
それから幕間に食べたのが麻布十番「天のや」のたまごサンド。
こちらに来る前に立ち寄った渋谷西武デパートの地下食品売り場で見つけて持ち込みました。
美味しいと噂に聞いていたこの「たまごサンド」は、卵サラダではなく、関西風の
出汁の効いた出汁巻き卵とマスタードマヨネーズソースをサンドしたもの。
柔らかい出汁巻き卵とパンの美味しいハーモニーに幕間中、感激☆★
マイセンの「海老カツサンド」も。
日本には手軽にいただける美味しいお弁当やサンドイッチが豊富なので、歌舞伎やお芝居の
幕間に毎回何を食べようか?と悩むのも楽しみの一つです。
おまけのパリは、「パリ5区のThe Tea Caddy」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-673.html
à demain(^.^)/~~
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