Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ13区☆L'Auberge du 15(ローベルジュ・デュ・キャンズ)

以前からパリ在住の友人のオススメで、夏の帰国中に東京のシェフたちからも美味しいそうですよ!

とその評判を聞いていたパリ13区にあるレストラン、"L'Auberge du 15"(ローベルジュ・

デュ・キャンズ)のディネに行ってきました。

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私の暮らすオペラ座界隈の賑やかな右岸に比べるととても静かなエリア。

そしてレストランは小さめのカジュルな雰囲気を想像していたのすが、店内は広めで余裕の

あるテーブル間隔、奥のガラス張りのキッチンも綺麗で落ち着いた雰囲気☆

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食器やカトラリーもクラシックフレンチスタイルで、ナプキンにはナプキンリングも。

ついそのリングで遊んでしまった(@_@)

そういえばメガネを新調したい今日この頃...。

お酒は久しぶりにBILLECART-SALMON (ビルカール・サルモン)のシャンパンで通すことに☆

それは樽香の効いたBrut Sous Bois。

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最初にポワローネギの炭をまとったバターとパン。

バターにもこんな風にひと手間かけているということは、お料理はどんなことになるのだろう?

と思いながらスタートしました。

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こちらのレストランのシェフは、日本人の守江慶智さん。

ディネはお任せコース1本のみです。

最初のケールと燻製された鰻にほおずきが添えられたアミューズは撮り忘れました...。

続くフォアグラ入りのポティマロンのスープには、麦の香りがついていました。

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お料理をサーヴし、丁寧に説明をしてくださるのがソムリエの大橋さん。

ついパリにいると思ったことをすぐ日本語でつぶやいてしまうのですが、

「なんだろ、この香り?」

そんな小さなつぶやきも大橋さんは拾って親切に説明してくれました。

ありがたい気持ちと、何でもすぐ声に出してしまう自分もちょっと反省...。

この調子で帰国すると、独り言の多いオバサンになってしまう?!

こちらがその香りづけに使われた麦。

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大好きな地方の一つ、バスク地方のSaint-Jean-de-Luzサン=ジャン=ド=リュズ)の

アジとイワシをベルガモットのムースで。

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仔牛とモンサンミッシェル産のムール貝のタルタル。

仔牛にムールが合う!という初めての食べ方で、プレゼンテーションも綺麗☆

ほんのり生姜?が香り、ソースはヘーゼルナッツでとても美味しいお料理でした(●^o^●)

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ここまで食べてくると、なんとなく料理人の皆さんが美味しいと絶賛されるのもわかる

ような気がしてきました。

私の拙い文章ではかなり簡略化された説明になっていますが、一皿一皿がしっかり作り込まれ、

そのお料理を守江シェフお一人で創り出しているということに驚きます。

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続くお料理は、ナスを使ったもの。

ふわっと燻製オイルが香り、チーズのBrie de Meaux(ブリ・ド・モー)のエマルジョンの中に

ナスが入っていました。

これは牡蠣の食感を再現したものなのだそう。

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魚料理は、アンコウを川海老のソース、人参クリーム、キノコたっぷりで。

ソースやクリームが複数あり、キノコの味付けも複雑。美味っ!

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肉料理は、ジビエ★

ナツメグのソースとセップ茸が添えらえたスコットランド産の雷鳥が登場。

ジビエ好き、雷鳥好きの夫は食べる前からテンションアップ♫

そんなお料理にはやはり赤ワインが必要!と思ったら、大橋さんがSaint-Joseph(サン・ジョゼフ)

をグラスでサービスしてくれました。

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雷鳥にはいくつかの思い出があり、Tさんちで食べた雷鳥、あのお店の雷鳥はどうだった、とか

雷鳥にまつわる思い出話で盛り上がりながらいただきました。

思い出の食材やワインでいろんな記憶がどんどん蘇るのは楽しい時間☆

こうして雷鳥を楽しんだ後は、さっぱりと梨のベルベーヌが香るソルベとアーモンドの

アイスクリームでさっぱりと。

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そしてボール状のココナッツとパイナップルの冷たいデセールをハーブのソースで。

好きなものだけで構成されたデセールだったので、満腹でもペロリと食べることができました。

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カフェとともにミニャルディーズ☆

キッチンにパティシエの姿はなく、どうやらデセールも全て守江シェフが作っているご様子。

スゴイ!

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K「悪いけどかなり満腹で、このミニャルディーズは無理かも...」

夫「これ、食わないと後悔するぞ〜!」

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K「ホントだ!美味しい!食べれます♡」

という訳でお腹いっぱいとか言いながら最後までしっかりいただきました。

最近パリでは日本人シェフのお店はとても多いのですが、守江シェフのお料理はユニークに

感じました。

私の場合、食事をしていると足し算系か引き算系を感じながらいただくのですが、こちらの

お料理はかけ算系?! モダンとクラシックをかけ算したようなお料理に感じました。

帰り際に守江シェフ、大橋さんとお話することができ、季節柄ジビエ話に...。

シェフのスペシャリテの一つが"Lievre"(リエーヴル、野うさぎ)だそうで、シーズンは2ヶ月と短く、

こちらのレストランでもいただけるのは11月下旬くらいまでとのこと。

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帰り道、

夫「ステラマリスのリエーヴルは美味しかったな。」

(関連ブログ⇒https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/52007821.html )

「守江さんのリエーヴルも食べてみたいから11月中に再訪するぞ!ジビエ好きの友達を誘おう♫」

K「ジビエったってリエーヴルは王様級にくっさいよ。あんな臭いの好きな人なかなかいないよ。」

夫「じゃ二人でいいじゃん。付き合いたまえ!」

K「・・・。」

おまけのパリは「秋食材Belle et Bonne

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-792.html

à demain(^.^)/~~

<info>

L'Auberge du 15ローベルジュ・デュ・キャンズ

15 Rue de la Santé, 75013 Paris

01 47 07 07 45

http://www.laubergedu15.com/index.php

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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