Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ17区☆変わらぬL'Escient

☆パリブログ☆

以前暮らしたことがあるパリ17区Ternes(テルヌ)界隈。

久しぶりに用事があって出かけた際に懐かしくなり、地元商店として当時通っていたrue Poncelet(ポンスレ通り)へ。

夫「お昼、この辺で食べてく?」

K「いいね!」

夫「あのお店まだあるかな?Tigre qui pleureが旨い店」

K「なんていうお店だっけ?」

夫「それが思い出せない…。行けばわかる!」

テクテクテク。歩く。

K「やっぱりもう無いかなぁ。もっと手前だったと思うし」

夫「いやいやもっと奥だ」

K「あった♡」

IMG_1029 copy.jpg

ちょっとお店のファサードは変わっていたものの、お店の場所はそのままに店名も同じ。

中の様子を窺うと、私たちのよく知る以前と同じ雰囲気、インテリア。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/17lescient.html

IMG_1007 copy copy.jpgただ、パリでは店名は同じでもオーナーやシェフが変わって別物なお店になっていることはあるあるなので、どうかな…と思った瞬間、お店のマダムの姿が見えました。

K「あのマダム!!」

夫「変わってない!」

IMG_1022 copy copy.jpg予約をしていないことを告げると、マダムは笑顔で「大丈夫よ」とテーブルに案内してくれました。

K「うわ〜、懐かしい。基本的に変わってないね。あのエアコン!」

冷房の無いお店が多い中で、このお店はクーラーがあったので猛暑日な日のランチやディナーにこのお店を訪れて涼んでいたのです。

IMG_1027 copy.jpg

そして13時頃になると、これまた以前と変わらぬ様子で、この界隈に暮らしているであろうな地元の人達が続々やってきました。

IMG_1025 copy copy.jpg小さめなお店と言え、サービスを一人で担当するマダム。

もし私だったら、そんな状況じゃとにかくワタワタ、オタオタすることが想像できるのですが、こちらのマダムは手際良く、なんというか落ち着いていて、見て接して気持ちが良く、そして気さく。

夫「マダム、僕らは以前この辺り住んでいて、こちらにも何度かお邪魔しました。今日は久しぶりに来たので懐かしくて」

M「あら〜、そうだったの。また来てくれて嬉しいわ。シェフにも伝えるわね!」

IMG_1010 copy copy.jpg美味しいソーセージを摘んでいると、奥の厨房からシェフがサリュ〜な様子で笑顔を見せてくれました。

IMG_1008 copy copy.jpgK「やっぱりこの界隈もいいよねぇ」

夫「(暮らしてた)あのアパルトマンもできればもう少し長くいたかったけどな」

K「私もかなり好きな物件だったけど、上の階の人が…。覚えてる?」

夫「なんだっけ?」

K「某大手企業のドラ息子な御曹司だよ。アイツが毎週末たくさん人を呼んでのパーティー三昧。深夜になってもなかなか終わらないし、睡眠妨害甚だしかったよ」

夫「そうだった…」

<前菜:ホワイトタマラと青リンゴのソースの海老>

IMG_1013 copy copy.jpg

<前菜:ウフモレ(oeuf mollet)>

IMG_1012 copy copy.jpgグリンピース、エアドライなハムに半熟卵。

IMG_1014 copy copy.jpgメインは、夫は最初から決めていた、このお店でいただくなら絶対これ!なビーフをマリネしたTigre qui pleure。

IMG_1015 copy copy.jpg夫「これこれこの味。昔と変わらぬ美味しさです」

IMG_1020 copy copy.jpg私のメインは、ソースは照り焼きソース、アボカドのタルタル添えで一見お肉料理ですが、

IMG_1018 copy copy.jpgミキュイな火入れのマグロ。

IMG_1019 copy copy.jpgデセールは、塩バターキャラメルソースのリ・オ・レ(riz au lait)。

リオレをいただくのも数年ぶり!

IMG_1023 copy copy.jpg変わらぬ懐かしいお店でいただいたお料理とサービスに心もお腹も満たされました。

IMG_1026 copy.jpg

改めて好きだと思ったテルヌ界隈、rue Bayen(バイェン通り)& rue Poncelet(ポンスレ通り)なので、またちょこちょこ足を伸ばしてみたいと思います。

<info>
L'Escient
28 Rue Poncelet, 75017 Paris
01 47 64 49 13
 

*****おまけのTYO*****

久しぶりにフルーツタルト狙いでお店に行くとびっくり&ショック。

パティスリー à la campagne(ア・ラ・カンパーニュ)@麻布十番店が閉店していました。

IMG_8960 copy.jpg

アザヴジュヴァ〜ン(←フランス語風に言ってみた)は、どんどん変わるから飽きないけれど、好きなお店がなくなるのは寂しい(T_T)

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

ARCHIVE

MONTHLY

Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.