パリ3区☆Carbón(カルボン)
ここ最近リピートしているお気入りの一軒と言えば、昨年春にパリ3区・マレにオープンした“Carbón”(カルボン)。
Carbón=炭素の店名のままに炭火焼き料理がスペシャリテのお店。
どうでもいいけど、お店の軒にうっすら雪が残った寒い日で自宅からは遠出したくなかったのものの、帰国前にしっかり美味しいもの食べときたいし…と食い意地が優って出かけました。
12時に到着。
いつも通り一番乗り?!
天井が高くグリーンが飾られ、オシャレで今っぽいこの界隈のならではの雰囲気。
予約をしていたので時間通りに店内に入れてもらえたものの(外、極寒…)、お店の方が
「すみません!まだ本日のメニューのプリントアウトができてなくて、もうしばらく時間がかかりそうだから何か飲んで待っててもらえます?」
という訳で、ベルモットとシェリーベースのカクテル(旨っ!)を飲みながらのんびり待つことに。
どうでもいいことだけど、この日着ていたのは5、6年前に買った“Markus Lupfer”(マークス・ルーファー)のスウェット。
クリーニングに出した後、何年も眠ってたのですが、久しぶりに袖を通すと行く先々で胸のプードルに声をかけられ、まるで犬同伴の気分?!
このお店でも「ミニョン!」と女性の店員に言われ、ちょっと嬉し恥ずかし。
大人が動物モチーフを着るのは難しいとは思うけれど、マークス・ルーファーは甘過ぎないのがいい。
仔羊のベーコンにリコッタチーズと軽くブリュレしたライムの酸味がさっぱりといい感じの前菜でスタート。
生のレモンやライムを添えるのでは普通ですが、ちょっと火が入ると酸味が和らぎ、そこに香ばしさが加わってユニークな柑橘に。
こちらはトリュイト(truite=マス)と大根の前菜。
根セロリのクリームをつけながらいただく。
メインはほんのり蜂蜜が効いた甘めのソースでいただくコリコリ食感の鴨モモ肉のグリルにカラフルな人参添え。
この店の売りのアルゼンチン産のブランド炭でじっくり火入れされたお肉は炭の香りも良く、美味しい!
一方、こちらのお店では食材はフランス産にこだわっているそう。
K「え、またですか…」
夫「だって日本じゃ食えないもん!」
と夫のチョイスは仔牛のバヴェット。
確かに日本ではなかなか食べられないのが、フランス牛のコリっと美味しいバヴェット・ステーキ。
バベットは「ハラミ」と訳されがちですが脂のない独特の歯ごたえの別部位。
しかも今回は仔牛肉なので内臓肉特有の臭みも全くなくさっぱり。
それにしてもフランスのパンはなんでこんなに美味しいのか…♡
できるならパンをお土産に買って帰りたいと思うけれど、その経験はなし。
今のうちに食べておこう!とまたまたI can't stop食い意地、モリモリいただきました。
さて、こちらのお店はデザートも日替わりで選択肢は多くはないものの、いずれもシンプルながら外れなしな美味しさ。
今回はパン・ペルデュをいただきました。
マルメロの濃厚ソースに燻製香のミルククリーム♡
ちょっと自宅からは遠いのですが、好きなお店なので今後も通いたい一軒です。
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