
5年後も楽しみなワンピース☆
パリの1枚
初めてパリを訪れた時、メトロに乗り、地上に出て振り返ったらオペラ・ガルニエ宮!
あの感激はきっといつまでも忘れないな〜と、今も振り返る度に感激している。
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若い頃は、ファッションは旬を楽しんでなんぼ♡と思っていたかもしれません。
今もその気持ちは少しはあるものの、トレンドは少々のスパイス程度で十分。
そう思えるようになったのは年を重ねたこともあるだろうし、何よりお洒落の代名詞のようなパリジェンヌたちが(私の知る限りでは)案外コンサバというか、クルクル変わるトレンドに乗るよりは、流行に関係なく自分に似合うものを粋にまとっている姿を見続けてきたからだと思います。
(本サイト・「パリジェンヌファイル」より)
そんな中でトレンドに関係なく長く着たいと思っているのが、昨年出逢った日本ブランド“scrumpcious” (スクランプ シャス)のワンピース。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/haori.html )
今春にオーダーしていた“volume sleeve dress”が手元に届きました☆
このブログには何度かアップしている神奈川県真鶴半島にアトリエを構える“scrumpcious” (スクランプ シャス)。
その魅力は繰り返し書いてますが、その生地、その縫製、そして丁寧に作られていることを肌で感じられること。
(今日は寒かったのでブーツを合わせました)
アトリエには自らデザイン製作されている中山ご夫妻がいらっしゃるので、素材はもちろん、そのコンプセプトやイメージなども直接伺えることも貴重で、ありがたい。
代表的作品でもある“volume sleeve dress”は、素材や色を変えて毎シーズン展開されていますが、今回購入したのは深いグリーンカラー。
見頃がコットンシルクで、袖がリネンシルクという2つの違った素材のコンビネーション。
この素材は、機屋(はたや)さんにいちから織ってもらっているオリジナルだそうで、真鶴半島の森の深いグリーンにひとしずく 空の青を入れたようなビリジアングリーンで“manazuru green”と名付けられているものだそう!
私のカメラでは上手く写せてないのですが、光の当たり方でよくわかるのが、袖のエレガントな光沢感。
後ろにポチッと丸いボタンがアクセント。
ファスナーは完全に上までではなく、少し空きがあって肌が見えるところが個人的にはツボ♡
両サイドに少しスリットが入ってます。
ちょこっと使われている糸が銀糸でキラキラしていたり(これまた上手く写ってないけど)見るほどに細かく、縫い目の美しさには惚れ惚れして、思わず手でなぞってしまいました。
普段、洋服のシワって気になるのですが、このワンピースのリネンゆえのシワはイタリア・ルネサンスの油絵のようで、エレガントだな〜と思うのです。
大きめのポケットデザインも好きですし、これまた何度も書いてますが、タグにイニシャルを入れてもらえるのは嬉しく、着る度、脱ぐ度に「大事にしよう♡」という気持ちに。
3年後、5年後も着てるだろうと思え、それが楽しみなワンピース。
今日は外出と言っても近所のスーパー程度で特別なお出かけもなく、一日このワンピースを着て過ごしたのですが、ボリュームスリーブを愛でながら淹れた紅茶が美味しかったこと♡
なんだかちょっとエレガントな気分になれました。
いつも家着・部屋着はひたすら楽ちんなジャージで、それは身振り手振りも大きくガサツな私にはぴったりだと思っていたけれど、普段着としてこんなワンピースをサラリと着れる毎日を過ごせたら、立ち振る舞いはさぞ穏やかに優しくなれる気がしました。
という訳で、5年後には家着がジャージではなく、このワンピースを自然に着ている自分を妄想しつつ、今後もこの“volume sleeve dress”シリーズは色・素材違いでコレクションしたいと思います!
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