
50年代フランスモード展・Les années 50
Musee Galliera - Musee de la Mode de la Ville de Paris(ガリエラ宮パリ市立モード美術館)
で開催中のLes années 50(1950年代展)へ行ってきました♪
50年代モード大好き人間としてはテンションマックス♡に上がるほど楽しく、アドレナリン
が溢れ出る内容で興奮しました\(^o^)/
その興奮覚めやらず!な気持ちで今日のブログを♪
本展はフランス・モード界の「黄金時代」とも言われる1950年代のオートクチュールと
プレタポルテの歴史を振り返る展覧会。
1947年から1957年のパリのモードをテーマにした名門クリスチャン・ディオール、
バレンシアガ、グレ、ピエール・バルマン、ジバンシィ、シャネル等々の作品を約100点展示。
会場は、こんな感じ。
(美術館オフィシャルサイトより⇒ http://palaisgalliera.paris.fr/)
大きなカタログを購入♥︎(以下の画像は、本カタログより)
まず展示室へ入ると、50年代のParis Match(雑誌)のカバー飾った女優さんたちが色々。
大好きなオードリー・ヘップバーンはじめグレース・ケリー、ブリジット・バルドーが
可愛い、綺麗(●^o^●)
最初のドレスは、1947年にクリスチャン・ディオールが初コレクションでBonbon(ボンボン)
という名前で発表した午後用ドレス。
細く絞ったウエストとたっぷりのドレープで広がるスカートは、「ニュー・ルック」と
呼ばれるようになり、一代センセーションを巻き起こしたのは有名な話。
展示は、スーツ、カジュアルドレス、イブニングドレス、カクテルドレス、コート、アンダーウエア、
水着、バカンスウェアなどカテゴリーごとに分けて展示。
まずはそれぞれの洋服をじっくり観察して、気になったドレスはどこのメゾンかチェック。
それぞれのカテゴリーで、一瞬でコレ!と感じるものは個人的にはやはりディオールと
マダム・グレのドレスが多かったです。
数年前のマダム・グレ展覧会を思い出しました(*^_^*)
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/51738576.html)
↑上の画像の右端のピンクのドレスもマダム・グレの作品で、個人的には一番好きなドレスでした。
カタログではピンクが濃いめに写ってますが実物はもう少しトーンが抑えめで、よりエレガント☆
ベルベット素材の光沢感がとにかく美しく、細いウエストと流れるようなシルエットは彫刻の
ように美しかったです。
今でも着れそうと思うものも♪ ドット好きとしは気になる♡
今回ディオールと並んで多く目にしたのがJacques Fath(ジャック・ファット)の作品。
私はこのジャック・ファットという名前は今回初めて知ったのですが...。
驚いたのがこの舞踏会用ドレス。デコルテからウエスト部分の装飾をよーく見ると、その
黄色い粒々はトウモロコシの実なのです!
こんな風に特に印象に残ったものはカタログにポストイットを張って、夫に熱く語ってみたものの
K 「すごい刺繍でしょ!」
夫「着たら重そうだな...」
とか、「へー」「ふーん」と全く心無い返事しか返ってこない...。つまらん。
非日常な豪華なイブニングドレスには目を奪われましたが、時代を追って見ていくと戦後
再び女性たちが着飾ることを楽しめる時代になっていったこと、オートクチュールの世界が
花開いたこと、そして更にドレスは多様化しカジュアルに、着やすく、動きやすいものも登場
したことがわかりました。
ムッシュ・ディオールが57年に急逝し、メゾンを引き継いだのが若きイヴ・サン=ローラン。
59年にサン・ローランが発表したカクテルドレスは、それまでにはない可愛さだ!と。
50年代のパリモードを牽引した中心人物の一人は間違いなく、ムッシュ・ディオール。
そして60年代突入にあたりイヴ・サン=ローランの時代が幕開け。
イヴ・サン=ローランと言えば、昨日24日にギャスパー・ウリエル主演のサン=ローラン伝記映画
"Saint Laurent"(原題 サン・ローラン)が公開されたところ☆
この映画は観に行かなくちゃ!と思いながら展覧会の余韻に浸りながらいつも通りお庭へ。
今日もエッフェル塔は美しかった☆
花壇のお花も綺麗なガリエラ宮モード美術館☆
小ぶりなバッグ、レース、ロング手袋、パールといった自分の好きなものも50年代モード
に集中していることを改めて知り、50年代のエレガンスの心髄に触れ、私にとっては
楽しすぎるモードな展覧会でした。
また来るかも〜と思いながら美術館を後に♫
À demain(^_^)/~
おまけのパリは、サン・ローラン☆をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-371.html
<info>
Musee Galliera - Musee de la Mode de la Ville de Paris(ガリエラ宮パリ市立モード美術館)
10 avenue Pierre 1er de Serbie, Paris 16e, 75116 Paris
01 56 52 86 00
http://palaisgalliera.paris.fr/
*Les années 50(1950年代展)は2014年11月2日まで。
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