Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

"Chef's Table" Vol.1

最近"chef's table"(シェフズテーブル)という言葉をよく聞くし、日本でも人気だとか。

料理を作るのが好きな人にとっては、キッチンの様子やシェフの手さばきを間近で見られる席は、ライブ感があって、とても楽しいのだろうと思う。
でも、私は料理は苦手なので 美味しく食べられれば何処でもいーよ、という感じ。

で、またお邪魔したBigarradeで、お店に入るとソムリエの笑顔が甘いジュリアンが

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「今日はカウンターに座ってみる?シェフの前だから賑やかだけど。
イヤならcomme d'habitude(いつもの席へどーぞ)」と。

という訳で、料理が趣味(?)な、夫は迷わずカウンター席を選びました。


前のブログに書いたように、私は、ここのシェフのファンなので、こんな至近距離にいられると落ち着きませんよ
ホントはシェフの写真(顔)が撮りたいのだけど、
つい「キッチン風景撮ってもいいいですか?」と言ってしまった小心者。

すると、シェフが「ちょっと待って!」と、真剣顔。

やっぱりダメなんだな・・・と思ったら、少しソースのはねていた黒いエプロンをひっくり返して着直して、
「これでOK!OK!」っと笑顔。
シェフ、素敵過ぎます。


で、シェフは、まず何か緑色のソースを作り始めました。

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スーシェフは、毎回最初に出すひと口フォカッチャの用意です。

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シェフが自ら素手で小さめの生牡蠣を開けてます。

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その牡蠣の殻の一つに「小さな貝が入っていたよ」と、シェフが見せてくれました。
牡蠣が食べちゃった貝ですね。
ミニミニ帆立。

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スーシェフと渋谷さんは、黒い小さな帆立のような貝を盛りつけてます。

日本人の渋谷さんは、このレストランでなくてはならない存在
シェフとスーシェフから次々に出される要求をテキパキこなし、キッチン内を忙しく動き回ります。
二人の右腕。

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それから、こちらは「黄色カブ」と言われるものらしく、絶滅した古代野菜らしいのですが、最近栽培復活に成功したそうで、こうしてレストランに入ってきたそうです。

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何やらお肉の準備が始まりました。
今日はトリみたいだけど、、なんのトリ?
ウズラかな?

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すると、シェフが「今日はコレだよー」と、

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フランスでは、「グリース」と呼ばれる野鳥だそうで、日本にはいない鳥らしいのですが
大きさは、ちょっと大きな雀と言う感じ。

触ってみると羽がサラサラで気持ちよかった。顔も可愛い。
でも美味しそうぉ・・・。

(最近、可愛い=美味しい になってきている自分が怖い)
(以前は、ウサギなんて可哀想で食べれな~い!とか思ったのに、今じゃ大好物だし

肉料理を出し終わると、すぐにお掃除開始です。

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このお掃除、毎回本当に素早い。
次に用意するデザートに肉や魚介の匂いがつかない為ですかね?

その一方でスーシェフは、厨房奥でデザート制作スタート!

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まずは、できたてホヤホヤのメレンゲにバーナーで焦げ目を。

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まずは、スーシェフがお手本。
こんな感じでやってね、と。

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私は以前、東京でお料理教室にも通っていたのですが、気がつくと、いっつもお皿洗ってるんですよね・・・。
で、洗い物が終わると、料理ができてるみたいな。
なので、こういう緊張感のあるキッチン内の様子を見ていてドキドキしました。

それにしても、慌ただしい戦場のようなキッチン内で「Oui,Chef !」(ウィ、シェフ!)という返事が心地よく、バタバタしてるのに、まっとまったチームプレーを見てるようでした。


最後にお店の外観は、こんな感じ。とてもシンプル。

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ちょっと残念なのは、すっかりシェフの右腕の渋谷さんがこのお店を離れ、4月には帰国するそうです。

帰国後、神戸(芦屋?)でおいおいレストランを開業の予定とか。

もしかしたら、Bigarrade よりもっとBigarradeなお料理が日本で食べられるようになるのかもしれません。
それくらい渋谷さんの存在感はありました。
是非食べに行きたいと今から楽しみにしています。
(神戸には行ったことないので)

今回の完成料理にご興味ある方は、続きも見てみてくださいませ。

またまた長々ブログ、取り敢えず締めます。

a suivre

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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