Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

紅茶ロール vs ヴィトンチョコ

バレンタインデー

過去に色々思い出もあるこの日。
思い切って告白してコッパ微塵に砕けた年あり、ラブラブだった年もあり。


フランスでは、女性から男性にチョコをあげるような習慣はなく、大切な人にプレゼントを贈る日のよう。
どちらかというと、男性が女性に贈る方が多いみたい。香水とか花束とか。


気がつくと、最近のバレンタインデーは何でもない普通の日として過ぎ去るようになってしまった。

5年前、気合満点で作ったハート型のガトーショコラ。
型の大きさを間違って、上が焦げてしまった

夫との待ち合わせに時間がなく、作り直しは不可能だったので、焦げた部分を包丁で3分の1ほどザックリ切り落として箱に詰めた。
箱を開けた夫は、言葉を失い

「なんか、、、上が無いんだけど・・・」

「まぁまぁ、細かいことを気にせず食べて。味は、大丈夫だと思うから。」と言って、無理矢理食べさせた。

この事件以来、私のお菓子作りは信用を失い、チョコレート菓子を作ることがタブーになっている。


最近は、美味し過ぎるチョコレート屋さんが多いので、買って食べるのが一番だと思うものの、
今日は手作りに挑戦。

家にあるもので作ろう!という訳で、卵、小麦粉、紅茶、紅茶リキュール。
これにスーパーで生クリームだけ買って、いざスタート

roll 023


70度の湯煎にかけて卵3個を泡立てながら、グラニュー糖50グラムを少しずつ混ぜる

roll 025


卵をすくった時にリボン状になるまで泡立てたら、3回振るっておいた薄力粉60グラムを入れ、つやが出るまで混ぜる。

濃く煮出したアールグレーの紅茶液を大さじ2杯入れて、更に混ぜる。

roll 027


鉄板に広げて200度のオーブンへ10分間

roll 029


オーブンで生地を焼いてる間に紅茶クリーム作成
紅茶リキュール大さじ1、煮出した紅茶大さじ1、生クリーム150ml、グラニュー糖大さじ1入れて泡立てる

roll 030


あっという間に生地完成。
しばらく余熱を取るために休ませて

roll 031


冷めたら紅茶クリームを塗って巻き巻き
(あら、生地に紅茶の葉が一つ・・・。ホントは、紅茶を煮だしたらガーゼでこすべきだった)

roll 034


そして、完成

roll 035


今回気をつけたのは、
気持ち砂糖を少なめにしたことと、小麦粉は2度振るえば十分なんだが、軽さを出したかったので3回振ってスポンジがフワフワになるようにしてみた。

という訳で、今年はこちらをバレンタインデーに。

夫に
「で、なんで紅茶ロールなの?」と聞かれ

「これ、簡単だったから」と、つい本音が口がこぼれた・・・。

でもさー、手作りもらえるだけ感謝して欲しいもんだわ。
来月のホワイトデー、期待してます

と、思っていたらピンポーン。ルイ・ヴィトンから小さな箱が届いた。
開けた夫が満面の笑み

album 006


一瞬で夫の心を鷲掴み!?
モノグラムチョコなんてズルイ
(ちなみにmaison du chocolat製でした)

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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