Ma cantineは、"Les Papilles"！

March 8, 2011

昨日の朝、東京に雪が降ってビックリ
家のベランダに出てみると、、

結構な勢いだったので積もるかな？と思ったけれど、午後にはもう溶けてしまった。

ところで、私達がパリ滞在中10日に１回はお邪魔するのが友人ムッシュBが経営するワインカーブビストロ
"Les Papilles"(まさにma cantine 、私の行きつけ大好き食堂）

なので今回もパリを発つ前夜にお邪魔して、しばしのお別れを告げてきました。

現在は、ビストロ経営に専念のムッシュB。
190センチ近い身長とスキンヘッドの容貌から元ラガーマンだと思ったのですが、実は元パティシエ

自分から過去の経歴を自慢するようなことは一度もないけれど、実は有名星付きレストランを渡り歩き、
TAILLEVENT（タイユヴァン）でシェフパティシエまで務めあげた人。
モナコ王子はじめ世界のVIP達にデザートを作り、デザートイベントで世界中をまわっていた男。

でも、今は一切厨房に立たず、デザートも作らず、オーナー業のみ。
パティシエを辞めてから奥さんにデザートを作ったのは、たった１度スフレを焼いただけだと

（才能があったもののホントは、デザート作り好きじゃなかったのかな

）

お店は、彼の大好きなラッキーカラーのイエローが基調。

南西部出身の彼が、友人、知人から直接仕入れるテリーヌや生ハムなどもとても美味しい。
お土産にもイイです。

で、こちらのお店はディナーは基本的には１メニュー

前菜は、季節のスープ、
メインは、煮込み料理、
チーズ、デザート、という構成で33€。

ワインカーブなので、お店の棚いっぱいに並んだワインを手にとって選ぶことができ、
その場で飲む場合、その価格にプラス7ユーロで飲めます

これは、かなり嬉しいシステム。

つまり、20€のワインが27€で、
100€のワインが107€で、飲める訳です

レストランだとワインは小売り価格の2倍はするので、良質のワインをたったプラス7€で飲めるのは嬉しい。

飲みきれない場合は、持って帰ることもできるし、グラスワインもあるので、
是非ここではワインを飲むべし！と思う

実は、パリに暮らすまで赤ワインはほとんど飲めず、イタリアの白ワインを少し飲める程度でした。
でも、このお店で飲むうちにフランスワインの美味しさを少しずつ知るように

棚には、シャンパンやウイスキー、食前酒、食後酒も充実。
見ていて飽きません。
ワインリストは無く、実際にボトルを手に取って選びます。
自分でなかなか選べない時は、ムッシュBが気軽に相談に乗ってくれます。

カウンター席も綺麗。

今回もシャンパンと自家製テリーヌをサービスでいただきました。

キッチンでは、タイユヴァン時代の同僚、通称「トム」がシェフとして腕を振るいます

（本名は全然トムじゃないのに・・・）

先日のメニューは、まず「レンズ豆のスープ」。
思わずすぐにお皿によそってしまったけど、お皿の下には色とりどりの野菜と燻製ニシンが敷かれてました。
お皿の外側には、カカオパウダーやカイエンペッパーなど振ってありスパイス使いもイイ。

メインの煮込み。
今回は、鴨の胸肉。脂の部分がとても上質な甘さ、皮はパリパリ、中はレア気味。
いつも野菜がたっぷりなのも嬉しい

スープも煮込みも鍋ごとサーブされるので、食べれる分だけ自分でよそって食べます。

ワインは、造り手Yves CuilleronのCote Rotie 2008を選びました

こちらは、樹齢40年以上のシラーのみを使い、新樽100％、18ヶ月熟成の赤ワイン。
飲んだ瞬間、とても香りが濃厚で、果実味たっぷりで美味しかった～。
若くても美味しく飲めるワインの一つだと聞きました。納得！

チーズは、Brie（ブリー）。
サラダと林檎のコンフィチュールを添えて。

そしてデザート。
今回は、チョコレートムースのキャメル風味。
元パティシエがやってるビストロなのに、デザートは毎回とてもシンプル。

４月に戻ったら、また最初に来るのは必ずこのお店。
トムは、それまでダイエット頑張る！と言ってたけど、大丈夫かな・・・。

面白い日本語の書かれた服を着たムッシュがカウンター席で食事をしていたので、思わずパチリ。
漢字、流行ってますよぉ。
「太男」

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＜Info＞
Les Papilles
30 rue Gay Lussac 75005 PARIS
tel : 01 43 25 20 79
http://www.lespapillesparis.fr/
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