Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Dover Sole!

突然、夫が「ロンドン行きたい」と。

「なんで?」
「旨いドーバーソールが食べたい
「え・・・。平目?それだけの為にロンドン?」
「文句ある?」
「あるよ、かなり

確かにパリーロンドン間はユーロスターに乗ったらあっという間。近いです。
でも、行くならロイヤルバレエとかミュージカルとか、なんならウィリアム王子とキャサリン妃の
ゆかりの地ツアーでも何でもいいから色々やりたくなる私

"sole"(ソール・舌平目)のために英仏海峡を渡るなんて、まさに自分達がドーバーソール状態

という訳で、そんな提案は断固拒否
なんとかしてパリで「美味しい(ドーバー)ソール」を食べる方法を考えるべく、
いくつか美味しいレストランを検索。

が、こうなると夫の不思議なところは、パリで食べるんだったら自宅で作ろう、と

安くあがる分には文句ないわ!
という訳で、美味しい魚屋さんへ急ぎました

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ボンマルシェ近くにあるこの魚屋さんは、小さいながら鮮度が良く、美味しい魚貝を揃えてます。
ラングスティーヌ(赤座海老)などは、特に美味しくて早い時は午前中の早いうちに売れ切れに
なってしまうことも。

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今は帆立も美味しいですね

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無論、牡蠣も

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海老好きとしては、これをサっと炒めてムシャムシャ食べたい

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ところで、パリの魚屋さんでも、お願いすればキレイに卸してもらえますし、言えば内臓なども別の容器に
入れて、レモンまで付けてくれます。
美しい身体・・・。というか締まった身ね

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日本の魚は、とても美味しいので、なかなか同じようなものをパリで見つけるのは難しいものの
このソールは、日本の平目とはサイズも肉質も全然違って、大きくて厚いのに、味は大味ではなく
身は締まっていてとても美味。

フライパンで簡単ムニエル。
ボルディエさんのバターとオリーブオイル半々でジューっと。

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いい香りが~
卵巣は日本酒で煮切ってから甘辛に味付け、身が焼ける間につまんでいたらあっという間に完食

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骨を外して半身ずつとりわけ、残った汁にレモンを絞って煮詰めたソースをかけて完成。
やっぱりプレゼンは難しい・・・

フランスには沢山の種類のジャガイモがあるのですが、この"ratte"(ラット)という品種はねっとりしてて
甘みも強くてとても美味しいジャガイモです。

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折角なので美味しいワインを。
"Jacques Bavard Puligny Montrachet 2008" 
ソールを焼きながら、キッチンでチビチビやるのが一番美味しい

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レストランに行かなくても、やっぱりパリは美味しいと感じる瞬間。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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