La Table d'Aki

パリの老舗三ツ星レストラン"L'AMBROISIE"（ランブロワジー）で
お魚担当18年
という堀越アキヒロさんがオープンした"La Table d'Aki"へ行ってきました

お店は、ボンマルシェから程近いrue Vaneau。
高層のモンパルナスタワーが見え、住宅街のようで車の通りも少なくとても静か。


目立つ目印やお店の看板もなく、暗がりにポっと灯る明かりが頼り


16席ほどの店内は小さい。
キッチンには、シェフの堀越さんたった一人。フロアも女性一人というミニマム体制。


お魚18年一筋の堀越さんだけあって、メニューは魚のコースメニュー
つい肉食になりがちなので、お魚オンリーのコースは嬉しい。
（ほかに一皿少ない軽めのコースもあります。）

最初に登場したのは、オマールのラビオリ


中には、刻んだ美味しいオマールがたっぷりで、とても美味しい
なんといっても感激的なのはソース！


隣りのフランス人たちも舐めるようにお皿のソースをパンで拭っている
じゃ、遠慮なく私も。

続いて美しいルジェ（ひめじ）。下には細かく刻まれたセップが香ります。
ルジェの皮はとても薄くてパリパリ


実はパリに来て早々にルジェばかりを食べていたせいで、ちょっと食べ飽きた魚
になっていたのだけれど、こんなに美味しいルジェは久しぶり

次はランゴスティーヌ（赤座海老）、
これは、これは、美味しすぎます

特別な機械などはなさそうな小さなキッチン。この火入れ加減はスゴイ！
下には程良い甘さのチャツネ。


メインの魚は、スズキ。
セロリのピューレはしっかり味で、食べ応えのある一皿。


どのお皿もポーションは小さめで私の掌サイズ。
（手は大きい方ですが・・・）

男性は物足りない感があるかもしれませんが、個人的にはソースが
しっかりしてるので、程良く満腹

美味しい食事にワインもスイスイ進みました。


そして、デセールの前に夫が突然、
「襟の可愛いミニてんとう虫はブローチ？それともピン？」と。

「え　てんとう虫のアクセサリーは持ってないけど。」

どちらかというとあまり好きではない虫。
背中に模様があるのが・・・。


キャーーっ
コレ、本物てんとう虫。
動く、動くよ、これ　早く取ってなんとかして

と、心の中では大パニック

でも、ここはレストラン。騒ぐ訳にはいかぬ・・・。

意地悪な夫は、可愛いな～、ジャケットに映えてるよ、写真撮ろうか？
と悠長なコメント連発

頼む、早く取り去ってぇぇぇ

ようやく取ってもらって一息。
いつから？どこから？いたんだろう・・・と思うと、まさかクローゼットの中が
てんとう虫の巣なのか・・・とか、怖い妄想が膨らんだろことにデセール登場。



サクっと軽い生地に、しっかりめの美味しいキャラメルクリームがサンドされた
ダコワーズで平常心を取り戻す

気がつけば店内は満席。
大人のフランス人客の静かなおしゃべりの奥に、調理場のラジオから
かすかに聞こえてくるのはクラシックなオペラ


店内に装飾はほとんどなく、カトラリーや食器もビストロのようなシンプルさ。
照明もこんな感じ


正統派フレンチの美味しい魚料理を手軽に食べれるレストランとして、
夏のバカンス前から一際話題を集めているレストランです


左岸にまた素敵なお店誕生です


おまけのパリ
今月12日に日本VSフランスのサッカー代表戦がありますね～。

新監督のもとで注目のフランス代表チームですが、フランスでは対日本戦は
ほとんど話題になっておらず、来週のスペイン戦をどう戦うか？だけが
話題になっております


試合会場はパリ近郊・スタッドフランス。
これまでフランスではサッカー観戦をしたことがなかったのですが、
折角のパリでの日本代表戦、友人たちと応援に行くことになりました。
勝たねば
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＜INFO＞
LA TABLE D'AKI
49,rue Vaneau 75007 Paris
01 45 44 43 48
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