パリ6区☆Quinsou(キンスー)
今年パリで新たに出逢ったレストランの中で、私の中で一番印象に残ったレストランは、パリ6区の“Quinsou”(キンスー)。
お料理の味&プレゼンテーション、ボリューム、お店の雰囲気・広さ・内装、サービス、ちょっとレアな美味ワインリスト、パトロールエリアの6区という立地、それらを考慮した上でのお値段のバランスがベストだったかなぁと。
料理はもちろん、お店全体のセンスがツボ。
例えば、Work hard & be neice to people ってなかなかマイペースなフランスで見るとちょっと自虐?!でウケる。
それをお店に飾るセンス。
こちらのシェフは、Le Sergent Recruteur(ル・セルジャン・ルクルトゥール)でシェフをされていたAntonin Bonnet(アントン・ボネ)さん。
セルジャン・ルクルトゥール時代からボネさんのファンだったので、またこうして食べられるとは嬉しい!
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/le-sergent-recruteur.html )
ある日のディナーはこんな感じでした。
コリっと味の濃い生牡蠣。
ディナーはコース料理で前菜とメインの肉料理を選ぶプリフィックス。
私のチョイスは、ベトラーヴ(ビーツ)とブッラータチーズ。
夫は、オマール海老。
プリップリッなオマール。
ひと口もらうと美味しくてのけ反った。。
「自家製のパンです」
と言われてちょっとびっくり。
パリには美味しいパン屋さんがいっぱいなので、レストラン・ビストロでもパンはパン屋さんのものであることが多い中、自家製とは。
古代小麦で作っていると仰っていたような…(次回要確認)
とにかく風味豊かでバターなどつけずとも、それだけで美味しい♡
ワインは、即決。
あまりに早かったので、ソムリエもちょっとびっくり?!
「このワイン、知ってるんですか?」と。
「ウィッ!」
フランス南東部にあるサヴォワ県クーシュヴェルにスキーで出かけていたこと、そこでこのワインに出会ったこと、他にもサヴォワのお気に入り銘柄をあげたところで「サヴォワのワイン、特にこのワイン、美味しいよねっ!」と意気投合。
そのワインは、最初の生牡蠣から魚料理までよく合いました。
野菜の一皿。
白アスパラガスが甘くジューシー。
魚料理はマグロ。
火入れが絶妙。
肉料理は、仔牛または鳩の選択で二人とも鳩を選びました。
サブレ・ブルトンとイチゴのデセール。
軽〜い。その軽さが嬉しく、ありがたい。
デザートだけを食べるならある程度のしっかり感が欲しいところですが、コース料理のシメとなるとさっぱりと軽やかな方が嬉しい今日この頃です。
パリは日々美味しい出逢いがある、やっぱり飽きない街だと痛感した夜でした。
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