
パリ7区☆レトロなLe Moulin de la Vierge
私の場合、パリで一人簡単デジュネとなればカフェor ブーランジュリ(パン屋)に直行しがち。
一人ごはんでも自宅のキッチンに立ってちゃんと料理、器に綺麗に盛り付けていただく。
そんな奥様になろうと思ったけれど、、
K「実際ねぇ、一人だったらどんどん適当になるわけよ。洗い物も少ない方がいいし♬」
夫「・・・。」
さて、ブーランジュリで最も選ぶ頻度が高いのが、“Jambon-beurre”(ジュンボン・ブゥール)のサンドイッチ☆
パリ暮らしスタート当初は色々なサンドイッチを食べてみたくてトライしたものの、ここ数年はもうサンドイッチと言ったらカフェでも具がハムとバターだけの究極シンプルな“Jambon-beurre”(ジュンボン・ブゥール)をチョイス。
以前からちょっと気になっていたレトロな店構えの“Le Moulin de la Vierge”(ル・ムーラン・ド・ラ・ヴィエルジュ)へ。
ショーウィンドーにはサンドイッチ&サラダはじめタルトやヴィエノワズリーがずらり。
それほど大きくはない店内ですが、入って左手がバゲット、パン、ヴィエノワズリー コーナー。
右手の壁にはコンフィチュールが並び、イートインスペースがありまして、
進んだ店奥左側にパティスリーコーナー。
そのケーキたちはお店の雰囲気にぴったりマッチしたクラシカルでしっかり甘そうな佇まい。
(↑お目当てがなく動揺してブレました…)
そして店奥正面の棚がサンドイッチやキッシュコーナー。
13時過ぎに行くとかなり残り少なくなっていました。
え、、お目当ての“Jambon-beurre”(ジュンボン・ブゥール)が無い。
もう私の胃袋は美味しい生ハムサンドイッチが入ってくるつもりでスタンバイしていたというのに、まさかの売れ切れ…。
他のお店に行こうか迷ったけれど、そんな時間もない。というか腹ペコ。
適当に掴んだ“prosciutto-Parmesan”(プロシュット・パルメザン)をテイクアウトしました。
それは生ハムとパルメザンチーズにレタスがサンドされた、これまたシンプルなサンドイッチ。
こんなシンプルなものを食べる時こそ余韻の長いワインをお供に♡
と言うわけで、Domaine de Roches Neuves(ドメーヌ ドゥ ロッシュ ヌーヴ)のl'Insolite Thierry Germain(ランソリット ティエリー・ジェルマン )2016というロワールの白ワインを抜栓。
このソミュールの辛口ビオワインはコスパが高いと感じる1本で、セパージュ(葡萄品種)はシュナン・ブラン100%。
ワイン名“Insolite”(アンソリット=意外・異色)というのも覚えやすく、好きなのでワインカーヴで見かけたら買ってます。
名前の通りにソミュールでは珍しいシレックス(火打ち石)土壌で造られ、香りはフルティー、味わいすっきりでミネラル感豊富なシャープな白ワイン☆
サンドイッチにグラス1杯の白ワインを添えただけの簡単デジュネなのに幸せな気持ちになれるパリの一人ごはんなのでした。
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