
パリ7区☆ピエロTTで極シンプルパスタ
すっかりお気に入りのパリのイタリアンレストラン“Piero TT”(ピエロTT)。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/7piero-tttt.html)
絶品パスタが食べたい!と思ったらディナーに、ランチに、出かけています。
すっかり2階のこの席が定位置。
この日はJさんと一緒にランチで訪れました。
フェーヴ(空豆)とペコリーノのサラダをいただく。
どのお料理もとにかくシンプルなのですが、それだけに素材の美味しさを最大限に感じさせるかのようなものばかりで何度繰り返し食べて飽きない美味しさ。
イカのカルパッチョ。
イカ VS タコ。
昔はタコの方が好きだったのですが、今は逆転してイカ好きに♡
ねっとり食感のイカの下にはイカ墨のリゾット。
そして大感激したのは、この見るからにシンプルなトマトとバジルのスパゲットーニ!
spaghettoni(スパゲットーニ)は、スパゲティよりやや太めのパスタ☆
「トマトとバジル」のスパゲティには忘れがたい思い出があります。
それは、高校時代からの親友R子と20代初めに行ったイタリア・ローマ旅行…。
当時は今のようなインターネットなど当然なく、旅行となるととにかくガイドブックだけが頼り。しかもそれほど種類も無し。
王道的なガイドブックを二人揃えて買い、読み込み、その中で「トレヴィの泉から徒歩5分、本場のパスタが味わえる!」な〇〇というトラットリアに行くことに。
恐ろしく方向音痴な私が今でもその場所はよく覚えているし、店名もしっかり記憶してます。
とにかくローマについて最初の食事、最初のパスタ、旅慣れていない小娘二人は期待値マックスでトレヴィの泉でコインを投げた後にワックワクで向かいました。
そこでオーダーしたのがガイドブックでも推していた「トマトとバジル」のスパゲティ。
が、そのスパは、なんじゃこりゃ〜っ!な不味さ。言葉を失う。
パスタ茹で過ぎ、トマトソースは水っぽくトマト味極薄、バジルにいたっては乾燥バジル…。
これがパスタの国のパスタなんかいっ!?とショック。
(たまたまシェフ不在だったのかもしれないけれど…)
そのお店を出て食べたファストフードのパニーニの方が何倍も美味しかった。
あれからR子とは色々なところへ旅行したものの、今となってはそんな失敗や苦い思い出の方が鮮烈に覚えていて、しかも笑える。
あんな失敗したよね〜が面白く懐かしい。
全て楽しく、美味しいものだけ、素敵なことだけ、パーフェクトな旅したい!とは思うものの、予期せぬことが起こったり、ハズしたな…な色々は後から振り返るとそれも含めていい思い出になっています。
そんなことを思い出しながらパリで食べた「トマトとバジル」は最高に美味しかったけれど、案外数年後にはこの美味しさは記憶の彼方だったりするかもしれない?!
逆にトレヴィの泉近くで経験したあの不味いパスタはこの先も忘れそうもないけれど。。
さて、こちらはムール貝、マテ貝とボッタルガの手打ちスパゲティ。
こちらもひと口いただくと、唸る美味しさ。
あれこれ足し算をしないシンプルパスタが好きです。
素材とブロスの味で勝負する潔さ、パスタのアルデンテ加減とのバランス♡
こちらのお店のパスタは3、4種類と多くはなく、他にリゾット、ニョッキも各1種類ですが、いずれも個人的にはツボ!でパリでパスタ料理を食べるとなるとこちらに来る機会が増えています。
食後のドルチェは、ANGELINA(アンジェリーナ)へ。
久しぶりにエクレア。
と、この日はシメもシンプルスイーツとなりました。
そしてシンプルパンプスが欲しい今日この頃。
シンプル傾向続く!?
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