Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜/KEICO
初秋のa nu, retrouvez-vous
しっかり冷えたアンリ・ジローのシャンパンで乾杯☆
アンリ・ジローで始まるレストランと言えば、私にとってはココ。
広尾にあるフレンチレストラン“a nu, retrouvez-vous”(ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー)。
とても久しぶりにお邪魔したので色々変わってしまったかな?と思っていると、最初のスタート方法は変わらずミニサイズのお皿を手で一つずつ受け取り、お皿の好きな個所に差し込んで完成するというプレゼン☆
盛りつけセンスがないので、どこにどう置いたら良いのか…とちょっと迷う瞬間です。
奥からブーダンノワールのタルト、紫蘇のブラン・マンジェ、フォアグラサンドで繊細に美味しくスタートしました。
シンコとマッシュルームのタルトは手で摘んでいただく。
トマトとクリームリーズとサクサクのタルト生地が渾然一体に。
ツブ貝を南米セビーチェ風(ラテンアメリカの魚介類マリネ)にキヌアとホオズキのソースで。
南米?と思っていたら下野シェフ登場☆
バカンスで南米チリ・ブラジルに行かれたそうで、早速ご自身の料理にアレンジしたそう。
チリのお話は興味深く、最近噂にはよく聞きますが、美味しいものが本当にたくさんあるらしいですね〜。
この料理にはワインはリースリングを合わせていただきました。
仔牛のタルタル風を生ハムと仔牛のスープで。
刻まれた枝豆と黒トリュフが食感、香り、味ともにアクセントとなり、ミントが香るところも印象的な一皿。
この料理には長野県のワリンゴという日本酒でいただきました。
と言う訳で、この日もワインは料理に合わせたペアリングで6種類いただきました。
まるで水面(みなも)のよう…と思った料理は大好きな鰻♡
茄子のソースと、生姜のソルベ、青柚子胡椒が効いて鰻好きとしては、もっと食べたかった!
この料理なら柚子胡椒のスパイスがあるのでワインはシラーあたりだろうと思っていたらソムリエの方はヴォルネイ、ピノ・ノワールを合わてきたことにちょっと驚きました。
それが美味しくマッチ。
秋と言えば!な香りがフワーっと。
あれ、もういただけるの?と思ったそれは松茸のスペルト小麦のリゾット。
ブーダン産の松茸だそうですが、ブーダンのものは味も香りも良いのだそう。
確かに!
この料理にはサントネイの白ワインで。
魚料理カマスの茄子包みをペリゴールソースでいただきました。
上に載っているのがアイナメの皮のフリット。
ワインはラングドックのシラー100%ワインでしたが、これもソースに合ってました。
夫「で、アイナメの身はどこにいった?」
K「うーん、、他のテーブルの魚料理か賄い飯ですかね?」
と、食いしん坊はつい食材のあれこれが気になるのですが、今まで一番驚いたのはパリのある2つ星レストランでオープンキッチンのカウンター席で厨房を見ていた時、生牡蠣を半分、コリコリした半分をなんの躊躇もなく捨てていたこと。。
生牡蠣に限らず、食材の使い方があまりに贅沢で驚きました。
「もったいない」という感覚は日本よりはかなり薄いな…と。
肉料理はキントア豚。
ワインはクローズ・エルミタージュ。
メロンのソルベとミカン&オリーブオイルの2種のデセール。
この年になると、コース料理のデセールはこういうサッパリ系が一番です…。
ミニャルディーズは、木いちごのマカロンとミント風味の桃コンポート。
とても久しぶりにいただいた下野シェフのお料理でしたが、色々と変化も感じ、進化し続ける料理という印象で最後までワクワクしながら楽しく美味しくいただきました。
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a nu, retrouvez-vous(ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー)
東京都渋谷区 広尾5丁目19−4 SR広尾ビル1F
03-5422-8851
http://www.restaurant-anu.com/
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