Beaupassage☆アレノテック
すっかりパトロールコースで定着してきた感のあるパリ7区の“Beaupassage”(ボーパッサージュ)。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/le-malabar.html )
入口がグルネル通り、ラスパイユ大通り、バック通りの3ヶ所に面しているのでこの界隈と歩くことが多い私はつい入ってしまうというか引き込まれるというか…。
で、今回はバック通りから入ってみた。
すっかりThierry Marx(ティエリー・マルクス)のLa Boulangerie(ラ・ブーランジュリ)のブリオッシュは週末の朝ごはんのスタメン。
気泡に入ったプラリネがたまらん♡と笑顔になる朝。
これをたっぷりのカフェオレとともにいただく。
さて、この“Beaupassage”(ボーパッサージュ)の中で一番気になっていた食事処がミシュラン3つ星レストランのシェフ、ヤニック・アレノ氏が手がけるネオビストロ“Allenothèque”(アレノテック)。
外から見えるガラス張りのキッチンの様子からもたくさんの人が働いていることがわかり、お料理も凝ってそ〜♬と期待も膨らむ。
店内はシック&モダン。
綺麗&美味しそう〜とテンションも上がった前菜の卵料理。
ジュレ状の卵にハム、ハーブ、モザイクにカットされた野菜。
定番朝ごはんのパンに半熟卵をつけて食べる“Oeuf à la coque”(ウフ・ア・ラ・コック)のように、これ用に一緒に付いてきた細切りトーストに載せていただく。
旨っ♡
こちらは、ハーブとオニオンフリットの下に美味しい鯖。
これまた美味(*´▽`*)
更にパンも美味しくてメイン料理がくる前にパクパク食べてしまう。
メイン料理前にパンはちょっとセーブしとこ!と思うに、この国の美味しいパンの前ではそんな抵抗はなかなかできない。
このなんか種(?)のついたバターもイケる〜。
子供の頃はパンにはバター以上にジャムやチョコてんこ盛りが幸せだったけれど、大人になりこの国のバターとパンの美味しさを知ってからは単にバゲット&バターが口福。
珍しく夫がメインに選んだのはほうれん草と燻製ブッラータのニョッキ。
うーん、その燻製チーズの香りが漂って食欲をそそる!
ひと口いただくと、ねっとりもっちり、でも粉っぽさがないテクスチャーは素晴らしく、ここ最近食べたニョッキの中ではダントツな美味しさ☆
ビヨーンと伸びるチーズがまた格段に美味しい。
ただメニューには、このチーズは「燻製ブッラータ」とあったのですが、個人的にはこのテクスチャーはブッラータよりも「燻製スカモルツァ」に近い印象でした。
私のチョイスは仔牛。
スーッとナイフで簡単に切れる柔らかさに感激。
オーストリアでも繰り返し仔牛料理が登場したのですが、この柔らかさはなかったな…と。
そして添えられたパネ(パースニップ)のクリームもたまらなく美味しい。
デザートはパンペルデュ。
目の前でとろとろのキャラメルソースをかけられて完成。
私一人でいただくつもりでしたが予想以上に大きくて、しかも見るからに濃厚そうで一人完食は無理かも…
「シェアしていいですか?」
「もちろん!というか、そう思って♬」
と最初から夫にもナイフ&フォークをセットしてくれました。
お料理が美味しかったことはもちろん、お店の方もとてもサンパでとても気持ちよく楽しく食事をすることができました。
今回はデジュネでお邪魔したのですが、お店の方が
「次回は是非ディナーにもいらしてください。今ちょっとメンテ中ですが地下のワインカーヴも素敵ですよ」
というので、ちょっと見に行くと立派なカーヴとテイスティングスペースがありました。ワイン好きの友達と来たらまた楽しめしそう!
という訳で次回はディネにお邪魔したい“Allenothèque”(アレノテック)です。
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