
Boutique Hotel☆CitizenM
え、ここ?
その店構えならぬ建物、エントランス構えにホテルなの?と一瞬疑ってしまったけれど、間違いなくそこは今回宿泊するブティックホテル『CitizenM』。
数年前のオーストリア・ウィーン旅行でブティックホテルを経験して以来、私達夫婦はちょっとした旅行や滞在には客室少なめで、ユニーク&独創的なコンセプトを感じるブティックホテルを選んでいます。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/boutiquehotel-das-tyrol.html )
クラシック、ラグジュアリーなホテルとはまた違った面白さがあって楽しいのです。
チェックインをしようと中には入ると、フロントはオープンスペースなラウンジの中にあり、フロントデスクの女性は「ハロ〜♬はい、ここでチェックインよ。自分でこのタブレットでやってもうらうんだけど、わからなかったら聞いて。簡単よー」と、まるで友達が来たかのようなカジュアル&フレンドリー接客。そして、
「ここのラウンジはカフェ&バーで軽食もあるし朝食もここで。自由に使ってね」と。
CitizenMは、オランダ発のホテルチェーン。
2008年にアムステルダムスキポール空港に最初のホテルをオープン以来、ヨーロッパ、アメリカを中心に展開。アジアでは台湾やマレーシアにもあるそうです。
部屋がコンパクトなので、皆さんここでお茶をしながらPCを開いたり、読書をしたりで、優雅なホテルロビーではなくスタバのようなラフな雰囲気。
オーダーは全て自分のスマホ、携帯電話を使ってという今風なシステムなのですが、アナログ人間な私にはそれが面倒なのよ〜である。
なかなかオーダーを取りに来ない黒エプロンをキュッとなカフェのギャルソンをお喋りしながら待つ方が心地良い!?
この1杯オーダーするのに四苦八苦…。

さて肝心のお部屋の方は?と進む廊下は赤絨毯。
部屋は、ミニマムでスッキリモダン。
TVはじめカーテンの開け閉めに到るまで、全てタブレットで行う。
ポチッと押したらテレビ画面でウェルカムとファーストネームが表示され、アナログケーコ感心。
K「すごい、すごい。ちゃんと私達の名前出てる。でも、いきなりファーストネームで呼ぶなんて馴れ馴れしいな」
夫「実は直前まで他のブティックホテルを予約してたんだけど、こっちの方が今回出かける際に便利なロケーションだったから」
先月のオーストリアスキーの滞在ホテルでは、部屋には手書きのメッセージの記されたカードがあったり、終始マダム〇〇(←苗字)で呼ばれていたことを思うと全て180度違う印象です。
K「ホテルのロケーションは大事!移動が便利な方が絶対いい。さっきもちょろっとタクシー乗っただけなのに結構な金額で驚いたよ…」
夫「高いよね」
昨年秋のルツェルンblogでも触れましたが、東京からパリへ来ると物価の高さを痛感するものの、スイスもなかなか、それ以上に感じるところも色々。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)による2022年版「世界生活費調査」の結果では、172都市を分析した結果、チューリッヒは、6位だそう。
ちなみにパリは9位。そして堂々第1位は、やはりあの街=NY。
この1杯も大事に飲も…と思いながらブティックホテル「CitizenM」でのお茶タイムでした。
*****おまけのパリ*****
私にとってはパリの足、交通ICカード navigo(ナヴィゴ)。
チャージする度に、またこそっと値上げした?!と画面にツッコミを入れたくなる。
この10年でどんどん運賃値上がり。
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