
Château du Landel☆お天気スペクタクル
美しき村 Lyons-la-Forêt(リヨンス・ラ・フォレ)にて美味林檎ジュースで一息ついたところで広場を後に。
振り返ってびっくり!?
どこからともなく音もなく、厚く重そうな雲が青空を覆い始めたではないか…!
自称晴れ女ケーコ、今年は特にこんなことを度々経験してます。
雨予報の中でも到着すると行く先々では晴れ、でもその場を離れた途端に天気が崩れたり、帰宅して5〜10分後にザーーっ!と雨が降ったり。
コロナ禍でジ〜ッとしていた分、私のお天気運・晴れ女パワーは、相当蓄積されていたのかも?!
そんなことを思いながら到着したのは、宿泊ホテル『Château du Landel』(シャトー・デュ・ランデル)。
Château(シャトー)なので、お城っぽいのかな?と思いきや、その雰囲気は昔、貴族たちが狩猟などを楽しんだマナーハウスのよう。
チェックインを済ませ、お部屋へ。
花柄&ピンク基調の可愛いい部屋♡
窓を全開、森の空気を吸い込む。
そして部屋で荷物の整理をし始めたまさにその時、
ピカピカっ!
ゴロゴロゴロゴロゴローーーっ!!
K「え、なに??なんの音?怖い!何か攻撃ですか?!」
夫「おいおい、あっちの空に見たことないような凄い稲妻が走ってるんだけど!」
K「え?」
次の瞬間にザーーーっと硬い音が響いた。
K「ぐ、ぐ、グレル(grêle)?アラレ、ヒョウだよね?! 雨じゃない。」
夫「かなり大きいぞ」
空から降ってきたのは、ひょう(雹)!
チェックインがもう少し遅れていたらドライブは怖かったですし、車にもそこそこのダメージがあったかも?と思うと、なんとも危機一髪感です。
でもこれ、どのくらい降り続くのだろう…
ホテルのHPから敷地内のお庭が素晴らしいと知り、ディナー前に散策したかったのに…と、恨めしく空を睨んでいたら、ピタっ!と止まった。。びっくり。
ちょっと〜、私、魔法使いました?!
そして空が明るくなってきたので、この後は降りそうもないと思い、みんなで散歩にGo。
短時間に結構な量が降りました。
霰(あられ)と雹(ひょう)の違いは大きさで、5ミリ以上が雹(ひょう)。
なので、これは「ひょう」ですね。
いい感じのパールピアスサイズだわ☆
歩きだすと、ニャ〜とやってきた毛並みの良い猫。
いきなりゴロニャン♡顔をスリスリしてきた。
どうやらホテルで飼われているようで、とても人なつこい。
撫でると私の太股にしがみつき、更にどんどん登ってきまして顔にビズ(キス)しそうな勢い。
「ちょっと待って!ソーシャル・ディスタンスよ!ビズはやめて!グータッチでお願い」
と言っても日本語は通じない…。ニャンフラ語、無理。
「だからヤダって言ってるでしょ、もうっ!」と、ちょっと声を荒げたら爪を立てられまして、イタタタタ。
しっかり足跡をつけてくれた…こいつめ。。
猫は好きだが、この傍若無人ぶりにやっぱり飼うのは無理かも…と一瞬思いました、はい。
ホテルの裏側へ行くと、どんどん出てきた大家族なニャンコファミリー。
彼らを観察していると、みんな個性的且つ、どこぞの国の人のように個人主義?!
ホテルの従業員の人が出てくると皆一斉に側に寄り、その姿が見えなくなるとバラバラ自由行動。
猫社会から学ぶことは色々ありそう…そんな気も。
さっきまでの雷、稲妻、雹が嘘のように青空が戻り、その下を気持ちよく散歩。
緑の芝生に黄色く色づいた葉が美しい秋の絨毯。
つくづく紅葉が綺麗な佳き季節に訪れることができてよかった。
ポール・セリュジェ、モーリス・ドニ、ピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤール、etc…
ナビ派が描いた絵画を彷彿。
穏やかな夕陽に照らされながらのホテル敷地内の散歩は、とても気持ち良かったです。
この日は一日の間に春夏秋冬を経験したような、お天気スペクタクルでした☆
76220 Bézancourt
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