Domaine Lupin☆Roussette de Savoie Frangy
ここ何年もヨーロッパでのスキーはオーストリアで滑っていますが、それ以前はフランス・サヴォワ地方Courchevel(クールシュヴェル)でした。
そこで一番の楽しみは、レア物ショピング☆
と言いたいけれど、昔も今もスキーは半ば合宿状態でそんな余裕は…。
リアルに楽しみだったのは、ゲレンデレストランでいただくサヴォワ郷土料理、そしてワイン。
パリでもなかなかお目にかかれない、生産数が少なく、それこそ地産地消で消えてしまうサヴォワワインを現地でいただけるのはワイン好き、酒飲みには嬉しいことでした。
そんな思い出が蘇ったのが、今年の夏に購入したDomaine Lupin(ドメーヌ・リュパン)のRoussette de Savoie Frangy(ルーセット・ド・サヴォワ フランジー)。
日本で手に入るとはちょっとびっくり&ラッキー。
サヴォワ地方は、新鮮でフルーティーな味わいの白を中心とするワイン産地として知られています。
この地域では、23品種の葡萄栽培が認められているそうですが、このワインのセパージュは「ルーセット」(別名アルテス)というもので、サヴォワ以外の地域ではほとんど見かける事の無い土着品種なのです。
そんな話をスキーガイドのムッシュXがしてくれたのも懐かしい。
その味わいは、グレープフルーツやライム、レモンなどの柑橘系、ミネラルがあり、パイナップルや蜂蜜のような甘い香り、白い花の要素も感じる、イキイキと余韻も爽やかな白ワイン。
がっつり滑っているスキー途中のデジュネにもピッタリ♡なのです。
と、私にはすっかり雪山彷彿ワインなのですが、この夏にいただいた時は、緑広がる涼しく爽やかな夏山にも合いそうだと感じました。
そして合うお料理は、当然サヴォワ料理。
Reblochon(ルブロション)、Tomme de Savoie(トム・ド・サヴォワ )、Beaufort(ボーフォール )などのチーズを使った料理、チーズフォンデュはもちろん、ジャガイモとルブロションチーズのグラタンTartiflette(タルティフレット)や Diot(ディオ)というソーセージをはじめとしたハム、サラミなどのシャルキュトリ、ジャガイモの美味しさも唸るサヴォワ飯。
中でも個人的にスキーバカンス中に繰り返し食べたのが、「Crozets」(クロゼ)と呼ばれる四角いパスタ。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51848466.html )
パリのLa Grande Epicerie Paris(グランド エピスリー )でも買えるので、冬のパリ自宅用土産として毎度買うものの一つです。
小さいのにギュギュッっとか硬いせいか茹で時間は長めです。
しっかり茹で上げた後にチーズたっぷり、生クリーム、玉ねぎ、ベーコン、我が家ではキノコなども入れてグラタンでいただきます。
現地ゲレンデレストランでは、これにデュオ(ソーセージ)と合わせていただくパターンが多かったです。
またいつかクールシュヴェルで滑る日が来るかな?!
と思いながら、今日はたっぷりチーズ&パンチェッタのカリフラワーのオーブン焼きと一緒にワインを楽しみました。
本当はカリフラワーは、丸ごと焼きたかったのですが、取り分けやすさと食べやすさからカットしました。
つくづく、個人的にはこのワインはチーズに合うな〜と♡
それから白身のお肉にも合う♡
鶏肉、豚肉料理との相性も良いRoussette de Savoie Frangyです。
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パリの1枚。
パレ・ロワイヤルのテラスでお茶。
これからの季節は寒いけど…。
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