d'une rareteのカヌレ☆
去年の今頃、スーパーのデザートコーナーの一角を占めてたマリトッツォの棚にズラリとカヌレ、もう何ヶ月もずっとカヌレ。
今年は、カヌレブーム再びと言われているからね...と思いながらマリトッツォが好きだった私としては、そんな簡単に気持ちを切り替えられない、マリトッツォほど買わないぞ!とスルーしてきました。
が、行くたびに目にするものだからついに買ってしまった。。
「生」カヌレということですが、カヌレ特有のもっちり感とはまた違った、ちょっとゴムのような弾力食感。
急にオーソドックスなカヌレが食べたくなりまして、ご近所大好きベーカリー『d'une rarete』(デュヌ・ラルテ)青山店へ。
(関連記事→https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/dune-rarete-1.html)
カヌレは、こちらのお店の人気商品のひとつ☆
K「今あるカヌレ、全種類ください!」
店「ふふふ、ありがとうございます」
「全種類下さい」と発した自分の言葉、極小レベルの爆買いに気持ちがスカッとした!?
そんな言葉に昔パリで何度か遭遇したアラブ諸国のマダム達のパワフルショッピングの光景が蘇る。
「こことあそこのラック(洋服)全部頂戴。それからあのバッグの色違いとサイズ違いを全部」
「あと、この棚にある靴もサイズ違いで全部」
ショップ滞在時間10分くらいの間に、アテンド&通訳の女性が早口で店員さんに次々に伝えるそのシーンにケーコはしばし呆然でした。
私のカヌレ全種類下さいとはスケールが違い過ぎるが、ショッピングによる満足感、妙な征服感?!はほんの少しわかる気が...
そんなことを思いながらお会計を待っていると、
店「まだこちらに並べていないのですが、今出来立てのチョコレートカヌレもあるので、そちらはいかがですか?」
K「それも下さい♡」
という訳で、この日お店にあった全5種類を買って帰宅。
まずはプレーンなタイプから。
サイズは、やや小さめで食べやすい大きさ。
そしてカヌレ好きなら、その香りですぐに気がつくであろうと思われる一般的なカヌレとの違い。
というのも、「デュヌ・ラルテ」のカヌレの一番の特徴は、カルヴァドスを使用していること。
カヌレ作りにはラム酒が使われることが多いですが、林檎を原料とする蒸留酒・カルヴァドスを使うことでラム酒と比べると風味は柔らかく、優しい印象です。
チョコレートと抹茶。
しっかりと外カリッとに仕上がっているも低温でじっくりと2度焼きして水分を飛ばしているからだそう。
少しオーブンで温めると、中のもっちり&むっちり、バニラビーンズの香りも更にアップ。
生地のキメが細かく、口当たりは軽め、小さめサイズなこともあり、小腹が空いてのちょこっとおやつにもぴったり。
K「どれかひとつ食べてもいいよ〜。たぶんこれが苺チョコでこっちがラズベリージャム」
夫「これって中身、カヌレ本体は全部同じ?トッピングのチョコが違うだけ?!」
K「私も今回定番以外買って知ったんだけど、どうやらそうです」
夫「・・・。つまらない」
K「いやいやそれがだね、アレンジしたりフレーバーをあれこれ加えるのもありかもしれないけど、伝統菓子ならではのベースの美味しさを損なわないって、それも大事ですよ♡」
個人的にはプレーン以外では、ラズベリージャムバージョンが一番好きでした♡
カヌレ自体の風味を邪魔しない、ほんのちょっとだけのジャムが上品。
秋が深まるごとに静かに私の中でカヌレブーム再燃かも?!
夫「マリトッツォは?」
K「なんのこと?!女心と秋空」
フランスな1品。
ロワール旅行を彷彿(!)なOlympia Le-Tanのブック型クラッチバッグ。
**********
*Belle et Bonne Blogも更新中☆
ARCHIVE
MONTHLY