Panettone au Moscato Moncucco☆
2シーズンぶりに過ごす真冬のパリですが、友人との新年会後に街を歩いて思った。
暗い。。
(写真に撮ると明るく見えますが、細めの通りはちょっと怖いくらいにひっそりと暗いです)
ネオンサインが眩しい東京から来たせいもありますが、パリはこんなに暗い街だった?!と驚きました。
ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー不足、節電でクリスマスイルミネーションの点灯時間・期間が短縮されることは知っていましたが、実際にその光景を目にすると切実に感じました。
そしてなんとなくクリスマス飾り、ディスプレーの撤収も例年より早いような?!
暮らすアパルトマン界隈はブティックや会社が多いのですが、お店のツリーなどをエピファニー(公現祭)前からそそくさと撤収していたり、
大好きなイタリア食材専門店の『Eataly』(イータリー)もしばらくクリスマス飾りが残っているかと思いきや、
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1063.html )
ちょっと前まではこんな感じでしたが、
このようにすっかり元通りな通常営業モード。
とは言え、週末なこともあってワッチャワチャに店内は混み合っていました。
当然ですが山積みだったクリスマス名物のパネットーネ&パンドーロもだいぶ数が減っていました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/ou-acheter-le-meilleur-panettone.html)
パネットーネ好き、イタリア好きとしてはナターレ(クリスマス)が終わっても食べたい☆
10キロ! 大き過ぎてこれは最後まで売れ残りそうな気がするな…。
でも個人的にはパネットーネは、サイズと味には大いに関係があると思います。
スーパーなどで小さな食べきりサイズ、一人用なども売っているので何度か食べたことがありますが、小さいものはただの菓子パン?!ある程度の大きさになってこそパネットーネの美味しさを感じる。
そこで以前イタリア料理のシェフに尋ねてみたのですが、イタリアでは直径は約18cm、高さ約25cmぐらいの1キロサイズが一般的で、ある程度の大きさで作った方がしっとりおいしいく仕上がるものだと。
さて、今回買ったのは、パネットーネで有名な「galup」(ガロップ)とイタリアの名門ワイナリー「Fontanafredda 」(フォンタナフレッダ)のコラボレーションによる『Panettone au Moscato Moncucco』(1KG)。
袋から開けた途端、甘口ワインのいい香りが広がる広がる〜♡
ちなみに「Fontanafredda 」(フォンタナフレッダ)は、イタリアワインの王様と言われるBarolo(バローロ)の代表的造り手なので、イタリアワイン好きならご存知の方も多いのでは。
なのでこのパネットーネは、コーヒー紅茶も良いけれど、ワインにもよく合う感じ。
しばらくその香りを楽しみ、赤子を抱くように(笑)あやすように大事に持ち上げて下げて重量感も確認したところで実食。
まな板からはみ出そうなサイズな上に、表面のたっぷりのワッフルシュガーとアーモンド(←しっとり)がポロポロと崩れてカットするのに一苦労。
溢れでたレーズンを摘み喰いすると、ワインを感じるマスカットレーズンがたまらなく美味し〜っ!
そしていつも通り我が家では添えるのは、マスカルポーネチーズ。
まずはそのままでいただきました。
生地のしっとり感、もっちり感がちょうど良く、とにかくレーズンの味わいが深い♡
しばらくはこのスタイルで楽しみたいと思いますが、
残り半分となった後半戦では、表面を軽くトーストしてジェラートを添えていただきたいと思っています。
夫「パネットーネは俺も好きだけど、ガレット・デ・ロワを買わなくていいの?」
K「それねぇ〜。久しぶりのパリでのガレット・デ・ロワ!と思ってパリに来る前からあれこれリサーチ済みなんだけど、(食べ過ぎな年末年始に)色々見過ぎたせいか食べてないのに食傷気味?!先週もテレビでガンガン流れてるの見てたら食べた気になったような。ま、Epiphanie(エピファニー )は過ぎちゃったけど、1月いっぱいしばらく売ってるから気が向いた時に買ってきまーす」
夫「フランス菓子への熱意が足りない!」
K「気持ちイタリア人なんで」(いつからだよ、おい!)
https://eataly.fr
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