Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Fiori di Zucca☆

いつかの秋、フランス・ノルマンディー旅行。

宿泊したホテルの敷地はどこまでも広く、平たく、豊かなフランスの田舎感満載。

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ちょこっと散歩♬と思ってもホテルのエントランスからお庭を出るまでのアプローチだけでも長い長い。

そんなプチデジュネ(朝食)前散歩に出かける様子を一緒に出かけた友人が部屋からパチリ。

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そして旅先パトロールでついやってしまうのが不動産チェック。

ここに別荘を持つなら?と妄想ワールドを広げての物件探しです。

ま、ここかなりの田舎だしねぇ、このくらいで買えるでしょ〜。

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なんて高を括って見た物件情報にびっくり…!

そこそこの広さはあるとは言え、うちの実家(新潟)周辺などよりはずっとずっと高額だ。

K「庭がこんだけあるってことは維持管理費もそれなりとして、ん〜〜簡単には買えないかも」

夫「当たり前だ…」

そんな話をしながらホテルに戻ると、朝食の用意をしていたシェフが庭で採れたというズッキーニを見せてくれました。

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夏が終わり、育ち過ぎてしまった風の姿に感じた夏の名残り。

ズッキーニは、パリでも東京でもわりと年中目にする野菜ですが、6月〜8月が旬と言われる夏野菜。

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私はそれほど好きな野菜ではないのですが、その花「Fiori di Zucca」(フィオーリ・ディ・ズッカ)は大好きなのです♡

しかし、美味しくいただける期間が短めなこともあり、コロナ禍の数年間では食す機会がほどんどありませんでした。

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花が咲く時期が限られ、開花後はすぐに収穫、鮮度を保つのか難しいと言われるエディブルフラワーですが、今年はあちこちでいただくことができました☆

これまで意識していなかったのですが、花ズッキーニには花弁部分のみの「雄花」と、幼果と呼ばれる未成熟のズッキーニがついた「雌花」の2種類があると。

花自体のテクスチャーは微妙に違うそうですが、ほぼ同じ。

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イタリアでは雌花より痛みづらく、家庭では比較的扱いやすいと言われる雄花が使われることが多いそう。

これまで自宅ではフリットにするぐらいで、レストランでも定番料理なモッツァレアチーズやリコッタチーズ詰めでいただくことが多かったのですが、この夏は滞在先や訪れたレストランでユニークなアレンジを経験しました。

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食べてびっくり!

花弁の中に入っていたのは柔らかく蒸した鮑!(そんな鮑が写ってないけど…)

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ジュワっと肉汁のメンチカツ入りが入っていた日も。

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K「どうでもいいこと言ってもいい?」

夫「どーぞ」

K「ズッキーニってそれほど好きな野菜じゃないんだけど〜」

夫「俺は大好きだけどね!」

K「知ってる。ま、それは置いといてだね、私がすごい好きなのが、花ズッキーニの花と実の間の1センチぐらいの部分。柔らかくて甘くて、この部分のために花ズッキーニ食べたいって感じ♡」

夫「そこは普通に実じゃないの?」

K「いやいや、あんな太くなったものとは味は別物。どうやらそれは雌花で、花下部分1センチ部分がホント好き!」

夫「マニアック…」

(こちらはゴルゴンゾーラ チーズ入りでした↓)

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雌花と雄花の違いを改めて確認すると、花の下に細い実がついているのが雌花。

花から茎(実の様子とは明らかに違う)が伸びているのが雄花。

そんなことを知ったこの夏の花ズッキーニ体験でしたが、来シーズンはそのへんも意識しながら食べてみたいFiori di Zuccaです。

(こちらはホタテ入り↓)

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さて、そんな花ズッキーニの頃から季節は移ろい、今はコレが美味しい季節到来。

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今日はそのお話を綴るつもりがすっかり長くなってしまったので、続きは後日。

 

*****おまけのジャポン*****

Fiori di Zucca(フィオーリ・ディ・ズッカ)は、直訳すれば「ズッカ(=カボチャ)の花」。

キュウリなルックスだけど、キュウリはウリ科キュウリ属、ズッキーニはウリ科カボチャ属を思えば納得。

そうそう、これからはズッカもおいしい季節。

IMG_0313 copy.jpgスーパー成城石井で「ブラウニーパンプキンチーズケーキ」を買ってみた。

IMG_0314 copy.jpg成城石井のスイーツコーナーは、どうにもスルーできない…。

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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