Galette des rois 2022☆
1月6日は、Épiphanie(エピファニー、 公現祭 =jour des Rois)でした。
エピファニーとは、東方の三博士(メルキオール、カスパール、バルタザール)が幼いイエスを礼拝するために訪問したことを祝う日とされています。
というわけで、今年も美味しく“Galette des rois”(ガレット・デ・ロワ) をいただきました。
こちらでブログを書かせていただいてから、毎年書いてきたネタのひとつ“Galette des rois”(ガレット・デ・ロワ)。
さて、今年はどちらのものに??と、毎年楽しく悩ましく思っていましたが、今回はまったく迷いがありませんでした。
過去17年、一周回ってこれだな☆☆
と、今年は年明け早々から『PIERRE HERMÉ』(ピエール・エルメ)と決めていました。
という訳で青山店へ。
実は、青山店を訪れるのは初めて。
入って左手にはチョコレートやサブレ、奥がアイスクリームなどの冷凍コーナー、右手にケーキのショーケースが並び、その向かいのカウンターには席ごとにヘッドフォンが並んでいました。
え、スイーツの解説でも聴けるの?!と思いきや、
店内でスイーツをいただきながら音楽が聴けるそうで、サウンドディレクションは山口一郎さん率いるNFがプロデュースし、定期的にコンセプトを変えた選曲が楽しめると。
ちなみに只今の音楽テーマは、Madchester♬
音楽に疎いので私にはピンとこず、思わず「マッドチェスター」ってどんな音楽?と調べてみると、
マッドチェスターとは、1980年代後半から1990年代前半にかけてイギリスの都市マンチェスターを中心に起こった音楽のムーヴメントで、マッド(Mad=狂気)とマンチェスターを合わせた造語。
踊る為に作られたロック、ダンサブルなビートとドラッグ文化を反映したサイケデリックなサウンドが特徴的だと。
また2階にはサロン・ド・テもあり、ゆっくりティータイムを楽しめる青山店なので、今後はもっと頻繁に立ち寄りたいと思っています。
さて、今回の目的はガレット・デ・ロワ調達だったのですが、目の前の大きなイスパハンが気になる…♡
久しぶりに食べたいよねぇ、ホールでさ!ちょうど1つ残ってるよ!と悪魔のケーコが囁く。
そこに天使のケーコが出現。
定番イスパハンはいつでも食べられるでしょ。ガレット・デ・ロワは、今だけ!よそ見しないで。
悪魔と天使のせめぎ合い。
一旦ショーケースから離れましょ。
で、とりあえずこれ買う!
大好きなイスパハン クロワッサンをゲット。
あら、こっちは初対面♡と、フレーズ ピスターシュ クロワッサンも。
これはクロワッサンの風味が損なわれる前に食べなくちゃ!と、帰宅後すぐにいただきました。
美味しい(^▽^)
さてさて、しばし迷ってしまったものの、初心貫徹。
Galette Ispahan(ガレット イスパハン)を買いました!
表面に氷片の花が描かれた「果てしなき夢想」というタイトルで、イラストレーターのサフィア・ワレス氏のデザインが施された華やかなガレット・デ・ロワ。
思わず先日の雪の中で見た寒椿が浮かびました。
お店の方が「お好きなフェーヴをおひとつ選んでください」と。
え?!フェーヴ別添えとは知りませんでした。
ってことは、パリでも何度か経験したことがあるけれど、これは自分で仕込むのかな…?
でも全方位をチェックしても入れ込む余地が無い。
無理矢理入れたら絶対パイ生地崩壊。
ちなみに選んだフェーヴは、これ。
すっかり恒例の運だめし、夫とのサドンデスなフェーヴ引き当て大会ができず残念。
もう王冠は最初から被ってしまえ!な自撮り。。
すると、出たっ!
私の食べた箇所からアーモンドがポロ〜ンと出てきたのです。
たぶんこれがフェーヴの代わり。
誤飲したり、歯を傷めるリスクを考えて、陶器のフェーヴとは別にアーモンドを入れるバージョンも年々増えてることを思い出しました。
2度目は、お店のオススメに従い、180度に予熱したオーブンで6分温め、常温で10分休ませてからいただきました。
焼きたてのパイ生地感が蘇り、中のフランジパーヌが滑らかクリーミーになり、風味が増しました。
その美味しさは、言わずもがな〜なイスパハン。
ローズ、ライチ、フランボワーズがバランスよく広がりました。
今年は、もう1個ぐらいガレット・デ・ロワいっとく?!な気分です。
ホールのイスパハンにしなよ!と悪魔のケーコの囁き再び。
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パリの1枚。
消える前に、汚れる前に!と雪が降ったら飛び出します。
と言ってもいつもの場所。
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