
最後にIl Pagliaccio(イル・パリアッチョ)
「食前酒はいかがいたしましょう?」
夫 「僕はアメリカーノを。」
K 「私はマティーニで。」
夫 「えっ、ちょっといきなりそんな強い酒飲んで大丈夫なのか?」
K 「マティーニに始まり、マティーニで終わるって名言を知らないの?」
それはトールマン・カポーティの言葉。
10分後。
K 「すみません、カポーティの言葉は忘れて。こんな焼けるお酒を食前に無理・・・」
夫 「・・・!」 (だから言ったじゃないか的な怖い顔で。)
と、こんな感じでスタートしたのは、ローマバカンスの最後の夜のディナーに出かけた
Il Pagliaccio(イル・パリアッチョ)☆☆
超ドライなマティーニで体が温まったところで、塩味のマドレーヌとスモーク鰻。
一口スープは、リコッタチーズ。(だったような・・・) 右は葉物野菜のスナック。
K 「ん? なんかアジアっぽい味がする。」
夫 「隠し味にニョクマムかな?」
こちらのレストランのオーナーシェフ、アントニー・ジェノヴェーゼさんは以前東京の
「エノテカ・ピンキオーリ」の立ち上げの際のシェフを務めた方なのだそう。
他にもアジア各地で経験を重ねたということで、お料理のところどころに「アジア」を感じました。
イカとトマトの前菜。
牡蠣とレモンのシャーベット☆
カラっと揚がったリー・ド・ヴォ―。
ウニパスタ♥
ウニが甘くて濃厚でパスタに溶け込み、とても美味しかったです。
2皿目のパスタ料理は「土のニョッキでございます。」と・・・。
確かにニョッキだけを口の中に入れると土っぽい!? というか粉っぽい。
タラの焼き色がとても綺麗で美味しかったです。
ソースはクレソン。
お肉料理は、豚。
たしかこれはフィレンツェ地方の伝統料理だったような・・・。
こちらのお店では伝統料理もモダンに、オリジナリティあふれる味となって登場☆
最初の空きっ腹にマティーニを飲んでしまい、その後はお店の方に勧めてもらった
赤ワインを飲み続けたせいか、このあたりでとても眠くなりました・・・。
このお皿はまったく記憶から抜け落ちてます。たぶんチーズ?
一つ目のドルチェ、グリーントマトのエスプーマ仕立てを食べたら目が覚めました。
2つ目は、シンプルなバニラアイスのクッキーサンドと苺のジェラート。
夏なので冷たく、サッパリ系のドルチェでフィニッシュ♥
エスプレッソを飲む頃には酔いも覚めて復活。
可愛くて美味しいミニャルディーズ(←イタリア語では何て言うのだろう・・・?)たち。
地中海の食材にオリエンタルな風味が加わったイタリア料理体験は私には新鮮で
面白かったです。
1つの教訓として私には最初にドライ・マティーニは難しいということを学びました・・・。
おまけは、Belle et Bonne で。
<INFO>
Il Pagliaccio(イル・パリアッチョ)
Via dei Banchi Vecchi, 129, 00186 Roma
http://www.ristoranteilpagliaccio.com/
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